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ワカラナイセイカイ
大雨が降っていた。
ザーザー、
ザーザー、
窓を叩くほどのひどい勢い。
アパートの一室で、
私はゴロゴロ、ゴロリ。
あまつゆしのぐ天井や壁があることに、
感謝することできずいた。
大雨が降っている、
私の脳内だ。
ここ最近ずっとそうなんだ。
小説のことが分からずにいる。
なにがかきたいの。
どんなじゃんるならかけるの。
かけたとしてたのしいの?
じぶんがたのしくないぶんしょうで、
たにんをたのしくできるの?
気づけば三時間、
経ったよ。
私の思考は正解を導けない。
このままじゃあ、
もう十年経ったって、
同じことの繰り返しだ。
やば。
だけど、
分からないならば、
分からないのだから、
他人から探すしかないよね。
苦手なこと、
ずうっと後回しにしてきた、
大切で嫌なこと、
読書の秋。
やるしか無いんだ。
正解を、
いつか見つけたとしても、
心の中にしまっておきたい、
大切な人にだけ教えたいんだ、
私ってそういう性格。
大雨、
アパートの中、
天井があることに感謝できずとも、
できたふりをしていたい。
今はこんなレベル。