何をしても役に立てなかったので、邪魔な僕は家から出ていこうと思います
ノリと勢いで書き切りました。最後まで読んでいただけると嬉しいです!
「ーーねぇあなた。あなたは、何が出来るの?」
娘が自室へ戻ったあと、妻にそう問いかけられる。
この質問に対して、僕はすぐに答えることが出来なかった。だって、僕にできることは無いのだから。
……僕は、何も出来ない僕が大嫌いだ。
☆
容姿、頭脳、運動。
何から何まで平凡な僕、田中優真には、とてもじゃないが似合わないような、妻と娘がいた。
妻の名前は奈穂。30代も後半にさしかかろうとしているにも関わらず、未だに20代前半に間違われるような美貌の持ち主だ。
僕と同じ大学の出身で、偶然、いや奇跡的に僕は彼女と結婚することが出来た。
今は専業主婦をしているが、彼女に仕事を辞めさせることになってしまったのが申し訳ないくらい、彼女は有能なキャリアウーマンだった。
娘の名前は優奈。僕たちの名前から一字ずつ取った。優奈は妻の遺伝子を色濃く受け継ぎ、近所では美人母娘として有名である。
そんな優奈は、もちろん勉強もできる。今は中学三年生だが、既に先取りで高2の学習まで履修済みである。学校のテストなんかではもちろん満点だ。
更に運動もでき、バスケ部を県大会出場に導いた一番の立役者である。
完璧な妻、完璧な娘、そして平凡な僕。どう見ても僕だけ釣り合っていないのは明らかだった。
今なら分かる。僕が結婚出来たのは奇跡だ。本来ならばありえない事だったのだ。宝くじの一等なんかよりも、余っ程ありえない事だった。
だからだろうか。僕はいつも、2人の役に立つことが出来ず、逆に足を引っ張ってしまうことさえあった。
☆
朝、僕は起きたらまず洗濯物を入れて畳む。
いくら奈穂が専業主婦と言えど、家事は分担すべきだ。僕がそう言ったことで、随分前から僕と奈穂で家事を分担している。
……と言っても、料理なんかは僕が作るよりもよっぽど彼女が作った方が上手だ。
一度彼女が風邪をひいた時に僕が料理を作ったら、優奈から「……不味い」と言われて、ほとんど全て残されてしまった。それ以来、僕は余程のことがない限りキッチンには立っていない。
僕は洗濯物を畳み終えてタンスにしまうと、一階のリビングへ向かう。
リビングでは既に朝食を食べ終わった優奈がテレビの前でスマホを弄っていて、奈穂は食器を洗っていた。
「おはよう、2人とも」
「「…………」」
これがいつもの風景。いつしか、僕の挨拶に誰かが返事をすることは無くなった。
それもそうだ。2人とも、僕なんかよりも何倍もやるべきことがあるはずだ。忙しい時に何か言われても困るだけだろう。
「いただきます」
僕は奈穂が作った朝食に手をつける。いつも、奈穂の作る食事はプロ顔負け、料理人が作ったと言われても違和感がないレベルのものだ。
この朝食も、信じられないくらい美味しい。
朝食でさえいつもこのレベルのものを作っているのだから、やっぱり彼女は凄い。
僕は美味しさと嬉しさで頬が緩むのと同時に、少し寂しさを感じた。
どんどん差が浮き彫りになっていく気がした。ただ、それが寂しく感じただけだ。
「ごちそうさま。すごい美味しかった。ありがとう」
「……そう」
朝食を食べ終え、食器をキッチンへ運ぶ。
少しホコリが溜まっているところを掃除してから、僕は家を出た。
「行ってきます」
「「…………」」
やはり誰からも返事はなく、僕は少し悲しくなった。
☆
残業をしてから家に帰る。今日も少しミスをしてしまい、修正のために仕事が長引いてしまった。
あぁ、本当に僕はダメだ。
でも、今は僕の収入源が全てだ。2人を養うために、僕はできることを全てしなければ。
そのためなら、いくらでも残業をしようと思えたし、仕事も頑張れた。
「ただいま」
相変わらず、誰からも返事は返ってこない。リビングからは光が漏れていて、楽しそうに話す2人の声が聞こえてくる。
「……いいなぁ。僕もまざりたい」
言ってから、僕がこんな事を言う資格はないと気がついた。邪魔しちゃダメだ。ただでさえ、もう愛想をつかされているかもしれないのに。これ以上迷惑はかけたくない。
僕は静かにリビングにカバンを置くと、自分の部屋でスーツを脱いで風呂に入った。
風呂から出ると、既に優奈はいなくなっていた。
「優奈はもう上行ったの?」
「勉強するって言ってね。それより、少し話があるのだけれど」
「う、うん」
「話がある」と言われて、少し体が強ばってしまう。
離婚を切り出されるんじゃないか。僕はいつもそれに怯えている。
何年も、優奈が産まれてからは一度も夫婦の営みなんてない。いつ愛想を尽かされてもおかしくない。それでも、僕は奈穂のことが好きだった。大好きだった。
だから、最近は行動に細心の注意を払うようになっていた。怒らせてはいけない。嫌われてはいけないから。
「それで話なんだけれど、もう少し稼ぐことは出来ないかしら」
「……え?」
「家計がカツカツなのよ。物価も上がってるし、ローンもあるし」
「あ、あぁ、そうなのか……ごめんね。僕がそんなに出世出来なかったせいで収入もたいして増えなかったから……」
僕がそう言うと、奈穂は呆れたような目をしてこう言った。
「はぁ……。なんで私、あなたと結婚したのかしら」
「……っ!」
「ごめんなさい。今のは忘れて」
「……あぁ、うん」
やっぱり、奈穂は後悔していた。僕みたいなやつと結婚したことを。
同期でも、既に僕よりいくつも出世している人もいる。
僕は奈穂に何かしてあげられただろうか。
いやきっと、何も出来ていないのだろう。常にイライラさせてしまっている気がする。凡人の僕の頑張りでは、天才の域には手も足も出ない。だからきっと、奈穂にとっては僕の頑張りも大したものではないのだろう。
「もうちょっと、仕事頑張ってくるよ。残業は多くなるかもだけれど」
「そう。……ねぇあなた。あなたは何が出来るの?」
奈穂にそう問いかけられる。
この質問に対して、僕はすぐに答えることが出来なかった。だって、僕にできることは無いのだから。
……僕は、何も出来ない僕が大嫌いだ。
奈穂は、僕が何も言えないでいるのを見ると、ため息をついてから何か調べ物を始めた。
☆
明日も早く起きなければと思い、僕は2階に上がる。そしたら、優奈の部屋のドアの隙間から、光が漏れ出ていた。
もう結構遅いのだけど……まだ起きているのかなと思い、僕は優奈の部屋をノックする。
「なにー?」
「あ、まだ起きてたのか。夜更かしはしないようにね」
「……ウザっ。そう言う上から目線マジでキモイんだけど。やめてくれる?」
「あぁ……ごめんよ……」
「ほんと、お父さんってなんにも出来ないよね。私とほんとに血繋がってるの?」
血……繋がってるはずなんだけどな。それなのに、俺はなんにも出来ない役立たずだ。繋がってないと言われた方が、納得してしまう。
優奈には申し訳ない。こんなのが父親で。
「あはは……そのはず、なんだけどな。じゃあ、おやすみ」
「……ふんっ」
嫌われてるだろうなぁ。反抗期とか、そういうのではない気がする。
こんな役立たずな父親に嫌気がさしていて、当たりが強いんだろうな。
僕は肩を落として、自分の部屋へ向かった。
☆
深夜。なかなか深い眠りにつくことが出来ず、僕は一度一階へ降りて気分を変えることにした。
色々考えていたら眠れなかったのだ。
すると、何故かリビングから明かりが漏れていて、そこから話し声が聞こえてきた。
「ーーどうする?」
「どうするって言われても……お母さんが決めてよ」
優奈もまだ起きてたのか。早く寝るようには言ったんだけど、僕の言うことじゃ聞かないか。
「うーん……そうね、とりあえず、あの人を追い出さなきゃ」
「あー、そうだね。居ると面倒だもんね」
「じゃあ、何か理由をつけて追い出しましょう」
「うん!」
「しーっ。起きちゃうかもしれないでしょ?」
「あっ、そっか。ごめん、お母さん」
……追い出す? 誰のことを?
分からないふりをしたが、それでもこれしか思い浮かばなかった。ーー僕が追い出されるのだ、と。
要は、僕は近々何かの理由をつけて奈穂から離婚されるのだろう。しかも、もう新しい男がいるのだろうか。そうだとしたら……悲しいな。
何を間違ってしまったんだろう。きっと最初から間違っていたんだろう。僕は少し諦めたように、どうするべきか考え始めた。
はぁ……もうすぐ誕生日なのに、最悪な誕生日になりそうだ。
☆
誕生日の前々日、僕は自分の部屋でこっそりと荷物を纏めていた。
我儘かもしれないけど、こうするしかないのだ。離婚は、出来ればしたくない。せめて、優奈が20歳になるくらいまでは見ていたい。
2人とも、僕の部屋に入ってくることは無いから、きっとバレないだろう。僕の荷物は、この家には極端に少ない。
単純に僕がそんなに物を買わないのもあるが、自分の部屋に少しだけ服やパソコンがあるだけだった。
1つのスーツケースにほとんど入ってしまったことに驚きながらも、残りを紙袋に入れて置く。
そして翌日、つまり誕生日の前日、夜に2人が雑談しているところに、僕は向かっていった。
「ごめん、ちょっといい?」
「何? 今話してたんだけど」
優奈が嫌そうな顔をする。最後くらい、笑った顔を見たいなぁ。
「大事な話だからさ。少しだけ」
「はぁー……早くしてよね」
「ありがとう。奈穂も少しだけ」
「はいはい」
2人とも通常運転だなぁ。明日が僕の誕生日だなんて、1ミリも覚えてなさそうだ。まぁ必要のない知識に脳の容量を使う必要も無いだろう。
胸に手を当てて深呼吸をして、僕は意を決して話し出す。
「僕、出ていくよ」
「……はぁ?」
「2人とも、僕のことは嫌いだろう? それこそ、顔も見たくないくらいに」
「「…………」」
2人は何故か苦虫を噛み潰したような顔になる。なんでそんな顔をするんだ? そろそろ僕を追い出すつもりだろうに。
「だから、僕出てくよ。別居みたいになるのかな。お金だってできるだけ送るし、変に干渉はしないからさ。離婚……はしたくないんだ。優奈が大人になるまではせめて……」
「「…………」」
「今までごめんね。こんななんの取り柄もない父親……夫でごめん。迷惑だったよね。僕は、奈穂と釣り合ってないし、優奈とは全然似ていないし」
目を見開いて固まる2人を他所に、僕はリビングの外に準備しておいた荷物を持って、玄関に向かう。
……引き留めてもくれなかったな。
誰も出てこない、静まり返ったリビングを見る。やっぱり僕は、お邪魔要素だったな。
ドアを開け、スーツケースを押して家を出る。
これでもう、この家にも来ることは無いのか。
ごめんな。今まで。
そう謝罪の意を込めて、僕は2人の住む家に向かって深くお辞儀をした。そして、少し見上げてから歩き出す。
色々あったなぁ……。奈穂と結婚して、優奈が産まれてからの15年を振り返りながら歩く。
付き合いたての時なんて、僕がチキン過ぎて奈穂が全てリードしてくれたっけ。
あの時から僕は情けなかったな。ちょっとくらい成長できたのかな?
優奈も、幼稚園の時とかは「パパと結婚するの!」とか言って駄々こねてたっけ。
今言うと、絶対怒るだろうなぁ。ちょっと顔を赤くしながら「キモイんですけど!」と叫ぶ様子が目に浮かぶ。
……あぁ、離れたくないなぁ。
そう思ってしまうと、一気に感情が込み上げてきてしまって、ポロポロと涙が頬を伝う。
人に見せられないなぁ、と思っていたその時、後ろから聞きなれた大きな声がした。
「待ってよお父さん!」
「優真さん待って!」
「…………ぇ? なんで……」
振り返るとそこには、必死の形相でこちらに走ってくる、大好きな妻と娘がいた。
なんで……なんで僕のことを追いかけてきたんだ? 忘れ物でもあったのか?
僕が止まると、2人は物凄いスピードでこちらに距離を詰めてくる。流石、凄い運動神経だ。
2人は僕の前で止まると……僕に抱きついてきて、強く締め付けた。
「なんで……追いかけて…………」
「…………さい……」
「えっ?」
「ごめんなさい!」
奈穂が僕に強く抱きついたま叫ぶ。
「今まで優真にきつく当たってごめんなさい! ちょっとその……ずっと上手くいかないことがあってイライラしちゃって、それで優真に強く当たっちゃって……気づいたらそれが当たり前になって、優真なら許してくれるって思ってしまったの。許されるとは思わない。優真が居ないと駄目なの。お願い、帰ってきて……」
「いや別に、僕は怒ってなんか……」
怒ってないから許すもなにも……
「私もごめんなさい! 周りの子がみんな、小学生の時から、お父さんと仲がいいのはキモイって言ってて、私も嫌われたくなくてそれに乗って。それでお父さんに冷たくして、暴言も吐いて、言っちゃいけないようなことまで言って……お父さんは怒らないからって思ってずっと酷いこと言ってた。ごめんなさい。私も、お父さんに戻ってきて欲しいよ……」
「いやだから、怒ってなんてないよ……?」
2人は僕を逃がさないとでも言うかのように、さらに僕を強く抱きしめ、ついには泣き出してしまった。
「うわぁーーん! 戻ってきてよぉ……パパに嫌われたくないよぉ! ぅぇっ、行かないでぇ……!」
「ぐずっ、お願い……行かないで…………あなたが居なきゃ、もう……ぅぅ」
「…………」
静かに泣く奈穂と大声を上げて泣く優奈が対照的で、やっぱり違うところもあるんだなと感じた。
いや、そうじゃなくて、どうしよう……というか、夜だから、これは確実に近所迷惑……!
「あ、えっと! とりあえず2人とも落ち着いて! 出ていかない、出ていかないから!」
僕はとりあえず2人を宥めることにした。
☆
2人が落ち着くのを待って、僕は少し話をする。
正直、喜ばれはすれこそ悲しまれるとは思っていなかった。だから、僕はずっと聞けなかった質問をする。
「僕のこと、嫌いなんじゃないの……?」
「「そんなわけない!」」
「ちょ、ちょっと静かに……今夜だから……」
「ご、ごめんなさい。でも、ほんとに嫌いなんじゃないの。むしろ、大好きだからこうなっちゃったって言うか……」
「私も、お父さんのこと好きだよ。周りに合わせようと思って、こんなことしちゃって……」
何故奈穂が頬を染めてモジモジとしているのかは置いといて、僕は優奈に話をする。
「その……これは僕の意見だから気にしなくてもいいんだけど、無理する必要は無いと思うよ? 結局自分のことは自分で決めなきゃ行けないからさ」
「うん」
「優奈が……正しいと思う方に、こうしたいと思う方にすればいいと思う」
「……うん!」
優奈がパッと明るい笑顔を僕に向ける。
久しぶりに僕に笑顔が向けられたことが嬉しくなり、目頭が熱くなる。
さっきまで泣いていたから僕も目元は赤いかもしれないけど、家族の前では強がりたい。
少し我慢して、今度は奈穂の方に向く。
「それでその、上手くいかなかったこと、というか悩んでることあるなら聞くし、何でもするよ……? その……こんなのでも夫だからさ」
「『こんなのでも』は余計。それより……何でもするって言ったよね?」
「う、うん?」
奈穂はチラリと優奈の方を見ると、また頬を赤く染めながら、僕に囁くように話し始めた。吐息が当たる。
「……その、優奈が産まれてから、私たちってレスじゃない? 夜の方」
「っ!?」
「だからその、したいなとは思ってたんだけど、ずっと出来なくて。色々溜まっちゃったりしてイライラして」
きっと、僕は奈穂よりも赤くなっていることだろう。
確かに、確かにレスだった。暫くは大変だろうと思ったし、落ち着いてからは僕が忙しかったから。
「何でもするって言ったんだから、勿論、してくれるよね……?」
「……!」
「あ……それとも、こんなおばさんの体じゃもう興奮しないかしら…………」
奈穂がしゅんと落ち込む。
それを見て、僕は間髪入れずに否定する。
「する、するよ! 興奮するから……あと、夜の方も、やるからさ」
「……!! うん! ありがとう!」
奈穂がパァァっと笑顔になったのを見て、まぁこれで良かったのかな? と思ってしまった。
すれ違いが解消できたのはいいけど、なんだかんだ言って僕の方に課題が山積みな気がする。
「……とりあえず、帰ろっか。ちょっと寒くなってきちゃったし」
「そうだね! それじゃあパ……お父さん」
「あなた」
「「手、繋いで帰ろ?」」
「……! うん」
僕は2人の手を握り、歩き出す。2人は僕の手を強く握り締め、ニコニコしながら歩いている。
僕が、邪魔者では無いことが分かった。役に立てることが分かった。
2人も、言えなかったことが言えた。
2人は悩みを。僕は過去の、自分を役立たずだと思っていた、本心を邪魔して閉じ込めていた心の蓋を置いて。
新しい僕たちとなって、生まれ変わった家族で歩き出す。
こう考えれば、少しは良かったのかもしれない。あとは、僕が頑張るだけだ。
優奈が突然止まり、僕の方を見上げる。
「お父さん、お父さんは私のこと好き?」
「優真、私のことは?」
優奈の言葉に、奈穂も止まって僕を見上げる。
「ーーもちろん、2人とも僕の大事な、大好きな家族だよ」
「っ! ありがと! 私も大好き!」
「今のは脳内保存決定ね。私も、大好きよ」
僕には到底釣り合わない2人かもしれないけど。それでも、僕しかこの家族に似合う人はいない。
そう、自信を持って思えるようになった。
僕は、2人の手を強く握りしめながら、家へと一歩一歩進んで行った。
優真「そういえば、追い出すってなんの事?」
奈穂「秘密よ! ていうか、やっぱり出てっいって! 明日の……昼に帰ってきて。それまでは自由時間でいいから 」
優真「やっぱり僕のことが嫌い……」
優奈「違うの! 明日何の日か知ってる?」
奈穂「ちょっと優奈、秘密なんだからダメ」
優奈「もう……お父さん、勘違いしないでね。私たちはお父さんのこと大好きだからね!」
翌日、僕が言われた通り昼に家に帰ると、パーティーハットを被った2人に迎えられて、盛大な誕生日パーティー兼おかえりパーティーが行われたのだった。
そして、夜は優奈が友達の家に泊まると言って出かけていき、僕は奈穂に朝まで襲われたのだった。
優真「た、助けて……」
奈穂「ダーメ。優奈は明日まで帰ってこないからね」
優真「あ、明日……!?」
奈穂「ふふふ、お楽しみはまだまだこれからよ」
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ご拝読、ありがとうございます! 面白いと思っていただけたら幸いです。
最後は少しネタに走ってしまった……ハッピーエンドが好きだったので……
作者のこれからのモチベに繋がるので、是非☆を★に、♡を♥にしてくれると嬉しいです!
3/8追記 私の想像以上に伸びているので、現在書いている下記の長編が完結次第、連載も考えています。ブックマークなどしてお待ち頂けると嬉しいです
また、私の代表作、「幼馴染に裏切られた俺、幼馴染を捨てたら最高の生活が始まりました」も読んでいただけると嬉しいです!
それでは、またどこかでお会い出来ることを願っています。