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【完結】殿下、その依頼お受け致します!  作者: 鉤咲蓮
四章 貴方の運命

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幕間 邂逅の記憶




 王都なんか、来るんじゃなかったな。


『ご無沙汰しております、閣下!そちらはもしや…』

『ええ、私の息子です。イザーク、この方達にご挨拶を。』

『…イザーク・メルツァーです。よろしくおねがいします』

 わらって、かおとなまえをおぼえて……。

 なんでこんなことをしなきゃいけないんだ。かみさまもきっと、こんな人たちは好きじゃないだろうにさ。

 だって、ほら。かすかに、ちょっとだけ。


『いやあ、閣下に似てなんとも 利 発 そ う ですな。これは将来が 楽 し み だ。お前も挨拶なさい』

『はじめましてイザークさま。…ぜひ、ぼくとも な か よ く し て いただけたら、 う れ し い です』

『信 心 深 き 民として、自分も教会には 日 頃 か ら 通 っ て おりますが…やはりメルツァー公爵家の方々は、その佇まいから格が違いますな!』

『私の娘はご子息の二つ下なのです。今度、是非ともご挨拶させてくださいまし。 気 が 優 し く 大 人 し い ものですから、まだ友人が少なく…』


 たまにさ、こえがヘンだ。

 ちちうえとしゃべってる人も、しょうかいされる子供も、ろうかではなしてるだれかも。


 こんなところは出て、せいちにかえりたい。

 レラク、せいちレラク、おれたちのこきょう。しずかで、くうきがキレイで、こえがヘンになる人もそうはいない。ここは多すぎる……。


 人がいなくなると、ちちうえはおれの目のまえに手をかざした。

 見すぎだっていう、あいず。おれは目をとじて、あける。ちちうえと目が合った。


『疲れたかい?』

『うん。……こえがヘンな人ばっかりだ。おれ、かみさまとしゃべってていい?』

『おじい様の屋敷に着くまでならね。呼んだらきちんと戻ってくるんだよ。』

 ちちうえに手をひかれて、ばしゃにのりこんだ。

 おじいさまかぁ。おれを見るとすごくげんきにはなしかけてくるから、それもちょっとつかれるんだよな。

 そんなことをかんがえながら、目をとじた。



 かみさま。

 ねぇ、いまヒマ?おれとはなそうよ。



 かぜがふく。

 くうきがおいしくなって、いつのまにかすわりこんでたじめんに生えたくさが、ゆれてる。

 おれは目をあけて、すうメートルさきにある大きな木の下を見て、わらった。


『こんにちは、かみさま!』

『こんにちは、イザーク。』


 かみさまのこえはおだやかだ。

 シカみたいなからだは金色の毛なみで、あたまとせなかからは、ながい毛みたいにツタがしげってて。うしろにのけぞったツノはかっこよくて、たまにチョウがとまってる。

 かみさまはまつりのときにつかうようなりっぱな布をかけてて、かおの上半分ツタにかくれちゃってるけど、かきわけると金色の目をしてるんだ。


 あしをまげてねそべってるかみさまにかけよって、よりかかる。

 かみさまはケモノくささがなくて、よく干したふとんみたいなにおいがした。いつだったか、なんでってきいたら、「それは君が僕を、ケモノだと思っていないからだよ」なんて言ってたっけ。たしかに、かみさまはかみさまだもんな。


 かみさまをまくらにしてたら、ヘンなこえをきいてイヤだったきもちがなくなっていった。

 かみさまのまわりはいつもおだやかだ。


『あー、おちついた。』

『歴代のメルツァーの中でも、僕を枕にするのは君くらいだよ。』

『かみさまのよこっぱら、ちょうどいいんだよな。ふかふかで。なんでみんなしないんだろう?』

『それは、僕が人型に見える者が多いからだろうね。』

『ふぅん』

 おれにとっては、はじめからずっとふかふかのツタツタだけどなぁ。

 かみさまのツタをいじりながら、そらをみる。


『今おれ王都にいるんだけどさ。こえがヘンにきこえる人ばっかりだ。』

『王都は、人間にとって政治の要だからね。特に城では、表裏のある発言をする者も多いものだ。長く人間を見ているけれど、それはずっと変わらないよ。』

『どれくらいずっと?』

『ずーっとさ。』

『ずーっとかぁ』

 いやなまちだな。

 大人はかんがえることがたくさんあってたいへんそうだ。ひるねのじかんもないのかな。

 おれもいつかそうなるんだろうか。


『ちちうえが言うにはさ、おれがジッと見てるから、()()()から、いわかん?があって、こえがヘンにきこえてるんだって。』

『君は人に対して、並外れた観察力があるからね。注視した相手に滲む悪意や罪悪感、心苦しさや焦り、そういうものを無意識の内に察するからこそ、それらへの反射的な嫌悪や疑心が、君の感じ取り方に作用する。《聞き苦しい嫌なもの》として、言わば不協和音のように聞こえているのさ。』

『……それ、《子供にはむずかしいはなし》ってやつ?』

『そうだよ。』

 こういうとき、かみさまはカンタンに言いなおしたりしないし、おれも「わかりやすく言ってよ」とは言わない。

 だって、かみさまが言うことをぜんぶわかろうなんて、ムリがあるもんな。


『今の君は加減がわからないから、全てを見ようとしてしまってる。もう少し成長したら情報の取捨選択や、相手にする必要があるかどうかもわかってくるはずだよ。普段は見ないようにしておくことだってできるはずだ。いずれはね。』

『《大人になったらわかるよ》ってやつ?』

『そうだよ。』

『そっかぁ。』

 今はまだしかたないかとためいきをついて、おれはちちうえにゆりおこされるまで、かみさまとテキトーなはなしをしていた。

 王都に来てからなにがおいしかったとか、これはまずかったとか。

 かみさまって、ごはんたべるのかな。


 おれに見えるかみさまは《せいしょ》にかかれてるよりずっとはなしやすくて、きがるに会ってくれる。

 でもちちうえはそんなにしょっちゅう会えないらしい。おれもいつかそうなるのかな。


『同じメルツァーの直系でも、それぞれで違うからね。成長した後でも僕と会えるかは…イザーク。君次第だよ』

『そういうもんなの?』

『君の父は、神とは自分が容易く話せる相手ではない…という意識が強いんだ。だからなかなか、ここへは来られない。来ないように自制しているとも言えるね』

『おれは?』

『ほとんど赤子の状態でここへ来たのも、君が初めてだよ。』

『へぇ』

 そんなときからだっけ?

 しょうじきおぼえてないけど、かみさまが言うならそうなんだろう。


 おれはおじいさま…ディーツェルはくしゃくのやしきにとまって、そこではこえがヘンになる人はあまりいなかった。

 でもちちうえにつれられてしろへ行くと、やっぱりひどいものだった。


 こえがヘンな人ばかりで、おれはまず、あちこちにいる人のかおをやたら見ない、ってことをおぼえた。おれにちょくせつはなしかける人は、どうしようもないけど。

 それと、ヘンにきこえるのもたまにはやくにたつってしった。


『イザーク様、 お 父 上 の と こ ろ ま で ご案内しますね。』


 しろのじじょにあんないされて、てあらいに行ったあと。

 ろうかにもどったらさっきのじじょはいなくて、きぞくっぽいおとこがわらっていた。おれもわらって「ありがとうございます」と言った。だれだこいつ。


 とりあえず、ゆだんしたスキに()()()()()をせいしょでぶんなぐっておいた。

 ちいさくてもおれはメルツァー、あほみたいにおもいせいしょをもちあるいていた。せいしょをいれるのがメインのかばんを、いつもかたにかけているのだ。


 ちなみに、ホンットにおもい。

 たのしい本だけど、いやがらせのようにおもい。

 だから、こうげきのときは「えんしんりょく」をつかって…おっと、それどころじゃないな。


 あいてがかいふくするまえにはしる。

 ちゃんとみちをおぼえてればよかったな。どこだここ?

 てきとうにはしって、しらない大人がいたらかくれて、とおりすぎるのをまつ。


 ……ぜったいこっち来たことないから、ぜったいこっちにちちうえはいないな。

 そうはおもったけど、ここまでくるとおれはもうたんけんがしたかった。かいだんを上がって、ぜんぜん人がいないろうかには、まどからひかりがさしこんでいる。


 大人におこられることもないと、おれはろうかをはしってまどのそとを見た。

 かみさまって、こっちには来られないのかな。おれといっしょにたんけんしてくれたらよかったのに。

 そんなことをかんがえてたら、うしろからガチャッとおとがした。ふりかえると、だれかがとびらをあけて。


 かおを出したのは、おれとおないどしくらいの子供だった。

 ぎんぱつにあおい目で、みょうにこぎれいで、ものすごくおどろいてるらしい。おれもおどろいた。ここ、子供が来ていいとこなのかな。それともこいつも、かってに来たんだろうか。

 目をぱちぱちして、そいつは口をひらいた。


『……き…君はだれ?』

『おれ?ディーツェルはくんとこのイザーク。お前は?』

『わたしはディートリヒだ。……ええと、ニクラスのしりあいだろうか?』

『ちがうけど。お前もたんけんしてるのか?』

『たんけん』

 ディートリヒはぽかんと口をあけて、まるで「かんがえたこともなかった」みたいなかおだ。

 まどのそとにはキレーなにわがあって、かだんがめいろみたいで、たのしそうだ。


『あそこ行ってみようとおもうんだけど、ディートリヒも来るか?』

『え……?わたしはたぶん、その。かってに行くわけには』

 大人かだれかをさがすみたいにきょろきょろして、ディートリヒはこまったかおだ。そっか。


『来ないならいいけど。じゃあな』

『え!?いや、君は……え?ま、まって…』

『お、きょうそうするか?まけないぞ!』

『なんできょうそう?ではなくて、まってイザーク、にわはそっちじゃない!』

『あはは、お前あしおっそ!』

『なっ…!?』

 かおをまっかにしてはしりながら、ディートリヒはなんだかんだ、にわまであんないしてくれた。

 さっきのところはじぶんのへやだと言って、ここまでのみちをしってて、つまりは、ディートリヒは王子らしい。


 大人が見てなくていいのか?

 おれ、ぜんぜんフツーに会えちゃったけど。


 しばらくあそんでたら、いきをきらしたみどり色のも来て、ニクラスだとなのる。半なきになりながらディートリヒをさがしてたら、まどからおれたちが見えたらしい。

 ニクラスがさわぐもんだから、とうとう大人がやってきた。王子がいなかったわりに、ずいぶんおそい。


『ディートリヒ殿下、勝手に部屋を抜け出されるとはどういうおつもりですか。…そちらの子は』

『かれは、ぐうぜん見かけて……わたしがあそびにつきあえといったんだ。』


 これまた、おどろいた。

 かんぜんにウソだ。おまけに、おれはディートリヒのかおをはっきり見てるのに、


『これでも王子だ。かれはさからえなかっただけだよ、アルトナー卿。わたしがひきとめていた』


 こえがヘンじゃない。どうしてだ?

 ディートリヒは大人の目をまっすぐに見上げていた。まるでほんとうみたいに。

 でもウソだ。なんでヘンにきこえない?

 かみさまが言ってた、あくいとかなんとか、そういうのがないってことだろうか。


 だったらおれは、王都に来てよかった。


 大人がこっちを見て、目が合う。

 かばんから出したせいしょをかかえて、おれはそのひょうしに手をあてた。


『かみにちかって。でんかをにわへさそったのはわたしです』

『イザーク!』

 あわてたようすでおれをよぶディートリヒをじろっとにらみつける。

 お前、ふざけるなよ。


『たのしかったんだ、めいれいだったことになんかさせるかよ。』

『でも今のは、わたしがせきにんをとるところだっただろう!』

『せきにんね…足おっそいお前になにがとれるんだ?』

『あ、足はかんけいないだろう!わたしはあまり外に出ないから、今はまだおそいというだけでっ…!』

『ふたりとも、ケンカしてるばあいじゃないって!』

 ニクラスが大人とおれたちをこうごに見ながらさけんで、その大人はふかいためいきをついた。

 まゆにちからをこめておれたちを見下ろしてる。


『……イザーク・メルツァー様、父君が探しておられます。…ディートリヒ殿下。イザーク様を見つけた上、我々が来るまで保護して頂いてありがとうございました。』


 そういうことになった。

 おれがきゅうしょをなぐった人はとうにつかまってて、大人たちはきえたおれをさがしまわってたらしい。


 おれはかなしいかおでジッと見てくるちちうえにあたまをさげ、ヒマなときは大人にちゃんとつたえた上で、ディートリヒにあいに行くことにした。

 あいつは足がおそいから、わるい人にねらわれてもにげきれないかのうせいがある。とことんはしらせて、きたえてやらないとな。


 まさか、あのときの大人がホンキを出すと、いちじかんはせっきょうをつづけるとはおもわずに……おれはのんきにも、つぎの日にさっそくしろへむかったのだった。




 ◇ ◇ ◇




 ――…どれだけ、昔の話だよ。


 一瞬で駆け巡った遠い記憶に、「思い返すにしても昔すぎるだろ」と考えた。

 喉にこみ上げた血が口から溢れ出る。扉に打ち付けた背中が、貫通しそうな勢いでナイフを突き込まれた腹が、公爵邸を出る時に折られた骨が、切られた傷が、痛い。

 まぁ、そりゃあ痛いだろうな。私はたぶん、このまま死ぬ。


『ッ、は……』

 まったく、笑えないな。

 そうは思いつつ口が勝手に笑った私を見ても、目の前の女はニコリともしなかった。されても気味が悪いか。

 体内をえぐるナイフの角度がまた変わり、臓腑を突き破る。


『ぐッ…!』

 とにかく苦しめたい程に憎いか、そうか。

 その感情があるのなら、ぶつける相手は私でいい。


 ユリア・シュミット。

 長い黒髪にも白い頬にも返り血を浴びた彼女は、ディートリヒと居る時に見たのとは別人のように表情が無い。

 ナイフを握るその腕を掴む私の手にはもう、ほとんど力が入らなかった。ずるりと、血で滑る。だがあと僅かでも、もう少しでも時間をと、声を振り絞った。


『っんな、事しても……ディー、トリヒは』

『わかっています』

 ぼそりと吐き出された温度の無い声は、彼女の絶望を表していた。

 騎士やラングハイム侯の死体の先、視界の端ではディートリヒが倒れている。もう息は無いだろう……やはり、エルが殺してしまったのだろうか。


『わたくしが手にかけることを、ディートリヒ様は望まないでしょう。』


 そう言いながら、ユリア・シュミットは引き抜いたナイフを私の首筋にあてた。

 エルは逃げられたのか?わからない。せめて騎士がいる場所へ辿り着いてくれれば。君はどうか生きて、贖罪を。


 ああ……私はエルを止めようとするのではなく、ディートリヒに伝えるべきだったんだろうな。少しでも良い方へと欲張った結果がこれか。

 すべてが不幸に吞まれていきそうだと感じて、光のない赤紫の瞳を見据えた。


 この先どこまで何人手にかけようと、その心は救われないだろう。

 それも理解した上での事だな、「望まない」とはっきり答えたのだから。


 貴女が死ぬ時天使は来ない。

 ならばせめて、


『――神の慈悲が、あらん…ことを。』


 私の最期、掠れた声が聞こえたかはわからない。

 焼けつくような痛みがして、その瞬間に意識は飛んだ。







 風が吹いている。


 大木の木陰に寝転んだ私は、きらきらと光る木漏れ日を眺めていた。

 痛みはすっかり消え去って体は軽く、さっきまでの出来事がまるで夢のようだ。


『神様。俺死んだの?』

『そうだよ』

 横から声が聞こえて、神様の鼻先が視界に入ってくる。

 手を伸ばしてツタに触れながら、己の無力さにため息が漏れた。聞くべきか、聞かざるべきか。傷などないのに、胸がずきりと痛む。


『……エルはどうなった?』

『君が死んですぐ、ユリア・シュミットに殺されたよ。』

『そっか…』

 俺は本当に、何もできなかったんだな。

 あまりにも情けない結果だ。メルツァー公爵家の名が泣く。


 いつか死んだら手伝いをしてほしいとか、なんとか。神様は前からそんな事を言っていた。

 俺は快諾してたから、これからそうなるのかもしれないが…こうまで悲劇を招いた俺に、果たして神を手伝う資格などあるのかどうか。


『……イザーク。どうして僕に彼女への慈悲を願ったの』


 神様の声が普段より少し低い。

 珍しいなと思って視線を戻すと、ツタの隙間から金色の瞳が俺を見下ろしていた。


『彼女は君を殺さずにおくことも、苦しめないこともできたのに、敢えてそれを選んだんだ。』

『ふはっ、そうっぽかったよな。めちゃくちゃ痛かった』

『イザーク』

 神様が俺の腹に頭を乗せた。さっきまでナイフで抉られていた所だ。

 頭に茂ったツタに触れて、落ち着かせるようにそっと叩く。蝶がひらひら飛んできて、神様の角に留まる。


『優しい君が苦しむ必要なんか、無かったんだ。』


 神様はずいぶんと憂鬱そうな声で呟いた。

 ……俺、そんなに優しいか?確かにメルツァーとして、「私優しいです」みたいな顔してる時はあるけど。実際そうでもないと思うけどな。聖書で色んなもん殴ってたし…。

 ただ、最期に見たシュミット侯爵令嬢の姿を思い返すと。


『俺が止められなかったせいもあるし、あれを見たらさすがに慈悲ぐらい願うだろ。――…あのままじゃ、救いが無さ過ぎるもんな。』


 風が吹いて、蝶がひらひら飛んでいく。

 俺達が死んでも、誰が嘆いても、報われなくても、世界は続いていた。


『……わかったよ、イザーク。彼女に殺された君が、他ならぬ彼女への慈悲を願ったんだ』


 神様がゆっくりと身を起こし、背中のツタがざわりと揺れる。

 ちょっと機嫌が悪い時のクセだな。神様としては、俺はもっと長生きする予定だったのかもしれない。俺も起き上がって伸びをした。これからどんな生活になるんだか。


『君は入れてあげられないけれど、裁定の場を設けよう。初代も早くしろとうるさいしね』

『ん?裁定ってのは…』

『たぶんさようなら、今のイザーク。たとえ君でもこの記憶は残らないだろう』

 妙な事を言い出した神様を見つめる。

 俺が神様との会話を覚えていられなかったのは、よほど小さい時ぐらいだ。


『願わくは、君に幸多からんことを。』




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