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最強姫のとある日々  作者: 壱知
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1:『聖女』

 『聖女』


「あなたが―――この国を救ってくださる聖女様、ですか―――?」


それが私と彼女、姫様との出会いの言葉だった。

最強の姫と、聖女となるべく召喚された私との。


―――――――


私は教師にとってあまり良い生徒ではなかった。

成績は一応良い方には数えられているけれど、優秀かと言われるとそうでもない。

素行が良いかと問われると、普通としか言えない。

仲の良い人も数人程度、趣味のことで話す親しい友達がいるのだろうと評価はされている程度。

流行りのライトノベルを読むことを趣味とし、暇があれば色んな媒体で読んでいるくらいにはそれが好き。

そんな私がなぜ、異世界に召喚されたのか。


召喚された時のことは、本当にベタというかよくあるシーンの一つだ。

車に轢かれそうな子供を助けようと車道に飛び出し、自分が―――。


普通と少し違うとすれば、車に轢かれることもなく、ただそのまま異世界に召喚されたことだけ。

神様に何か言葉を貰うだとか、光に包まれるとかそういった経験をすることなく、ただ今までの世界から消え失せただけ。


そして、召喚された先、


「あなたが―――この国を救ってくださる聖女様、ですか―――?」


所謂転移酔いと呼ばれた状態に陥っていた私にかけられた言葉。その酔いの酷い状態だったため、私は誰に言葉を掛けることもなく意識を失った。

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