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桃1

再構築は、始まっていてそれらを思考しているとまるで桃の皮のようにするっと剥けるな、と思う。それは、透明な引き出しの奥にあって、所詮それは、ブラックボックスでしかなく、思考するるるるれればたちまち消えるそんなものでしかない。そんなものでありろらると言うことが重要であってそれ以外のものなどない。エラーエラーエラー。読み込みエラーを起こす文字列を意味のないものと断定したりしない。そこには既に思考が挟まっている。桃の実と皮の間に。因みに、本物の桃ではないから、美味くはない。色がブロックごとにくっついて出来上がったかのようなデジタルの海に置き去りにされたような桃だ。不味い上に欠けている。不味かろうが桃は桃の形をしている以上桃だ。仕方なかろうとただただ眺める。不味いと解っているものをわざわざ口に入れる趣味はない。結果、腐りもしない桃は、半端に欠けた不味そうな姿をさらし、そこに在る。いつまでも。不味いということが桃の存在意義だ。不味いという意味を持ちいつまでもそこに佇もうとする。

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