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東方星剣異聞  作者: くぅすけ
4章 繰り返される紅の夢
50/106

50.はじめてのおでかけ




「お兄様!!あそぼあそぼ?」


「おっ、フラン。いいよ、何して遊ぼうか?」


フランの一件から数日。


フランはレミリアの言った通り、地下室から出してもらって館の中で普通に生活することを許された。


尤も、まだ自由な外出は許可されていないがフラン本人は地下室から出てくることが出来ただけでも心底嬉しそうだ。


フランはみるみるうちに表情も明るくなっていつの間にかレンのことをお兄様、と呼ぶようになりひよこみたいに何をする時にも後ろにくっついてくる。


ーー正直言って凄く可愛い。


夜寝る時にいつの間にか布団に入ってきていたのには少々困惑したが。


数日前にフランにレーヴァテインで貫かれたレミリアの傷ももう完全に治って元通りだそうだ。


吸血鬼の体ってすごい。


暫くの間滞在して欲しいとレミリアから頼まれたのでお言葉に甘えて結局かれこれ数日間ずっと紅魔館で寝泊まりしていた。


部屋は広いし出てくる食事も美味しいのでとても快適なのだが、おかげでしばらくの間里守りの仕事から離れてしまっている。


見回りのシフト交換してもらいまくっているので帰ったら大忙しだ。


数日間神社にも帰ってないし。霊夢、大丈夫かな......っていうかまだ怒ってるかも。


「......そろそろ帰らないとなぁ。」


「えぇッ、お兄様帰っちゃうの!?やーだー!!お兄様はずっと紅魔館にいるの!!フランと遊ぶのー!!」


フランが駄々をこねながらレンの袖をぐいぐい引っ張る。


「そんなこと言ってもな、俺は神社に住んでるわけだし。」


「むぅ......きゅっとしてどかーんするよ?」


悪戯っぽい笑みを浮かべながら拳を握るフラン。


「ちょ、やめてくれよ!?」


「あはは、お兄様本気にしないでよ?大好きなお兄様を壊しちゃうわけないじゃん。冗談冗談!!」


......拳を握りながら言われると冗談に聞こえないんだけど!?


心臓に悪いな。


「お兄様が帰っちゃったらフラン寂しいなぁ......?ちらっ、ちらっ?」


「また今度時間があれば遊びに来るよ。」


「そう言って霊夢も魔理沙も全然遊びに来てくれないの。」


霊夢と魔理沙にも会ったことあるのか。


「約束するよ。近いうちに絶対来る。......逆にフランが神社に遊びにきてくれてもいいんだぞ?」


「あっ!!その手があった!!」


フランは真紅色の目を輝かせた。


ーー冗談のつもりで言ったんだけどなぁ......。


流石にまだレミリアもフランを外に出す気は無いだろうし。


「良い機会じゃないの。行ってきなさいな、フラン。」


「へ?」


突然柱の後ろからひょっこりレミリアが出てきた。


「本当!?」


フランが嬉しそうにぴょんぴょん跳ねる。


「レミリア、本当に良いのか?」


「ええ。少しずつ外出に慣らすためにね。貴方と一緒なら大丈夫でしょう。帰りは咲夜に迎えに行かせるわ。」


まぁレミリアがいいっていうならいいけどさ。


「やったぁ、ありがと!お兄様大好き!!」


嬉しそうにレンに抱きつくフラン。


「いだだだだッ!?」


痛い痛い!!肋骨がみしみし鳴ってるよ!?


死ねる、普通に死ねる!!


それにどっちかっていうと許可してくれたレミリアに感謝すべきなんじゃ......?


同じことをレミリアも思っていたようで、


「フ、フラン?私には......その、感謝のハグとか無いの......?」


それを聞いたフランは。


「うーん......だって連れてってくれるのはお兄様なんでしょ?お姉様は別に何もしてないじゃん!」


「ふぇぇ、しゃくやーー!!」


「ここに。」


すぐさま咲夜がしゅばっと現れる。


「何やってるのよ......。レン、貴方お嬢様を泣かせたわね?」


「え、えぇ......?」


理不尽な......。


咲夜に泣き付くレミリアを前にして、どうしていいのか分からなくておろおろすることしかできないレンなのであった。





暫くして。


「......フラン、気をつけて行って来るのよ?今は曇っているから大丈夫だけど、日が出てきたら必ず日傘をさすこと。知らない大人にはついていっちゃだめ。霊夢に会ったらちゃんと挨拶すること......」


「分かってるってば!!フランだってもう500歳近いんだよ?もう子供じゃないもん!!」


500歳......なんか凄い違和感。


「何言ってるのよ......フランはピーマン食べられないでしょ?好き嫌いしているうちは大人であるとは言えないわ。」


「お姉様こそ!!コーヒー苦いからって言って飲めないじゃんっ!!フランはブラックでも飲めるもんねーだ!」


「にゃにおう......」


突発的にやいのやいのと姉妹喧嘩が始まる。


喧嘩の内容が子供らしくて可愛い。


「ふぇーん、しゃくやーー!!」


ぴちゅーん。


あ......かりちゅまブレイクした。


フランはしたり顔でレンの後ろに隠れる。


「はいはい、ここにおりますよ。」


すぐさま咲夜がしゅばっと現れてレミリアをあやす。


レミリアがフランに言い負かされて泣き出し、そこに咲夜が駆けつけるまでがいつもの流れ。


......メイド長さん大変そうだなぁ。


だがフランをなだめ、レミリアをあやす咲夜の表情はどこか嬉しそう。


きっとレミリアとフランが当たり前のように姉妹喧嘩をしているのが嬉しいのだろう。


今までフランは地下に閉じこもり、レミリアはまるで妹などいなかったかのように振る舞っていたのだから。


どこか咲夜にもそれを気にしている部分があったのかも知れない。


「さて。そろそろ行くか、フラン。」


「うん!お兄様行こ行こ!!」


あっかんべー、とレミリアに追い討ちをかけてから、フランがたたたっと走ってくる。


昨日は姉妹二人で手を繋ぎながらお昼寝してたのに。


ほんと、仲が良いんだか悪いんだか。


「行ってらっしゃいませ、妹様。......レンも妹様を任せたわよ?」


おーよしよし、とレミリアの背中をぽんぽん叩きながら咲夜はそう言った。


「任された。咲夜が迎えに来るのは夕方頃だったよな。それまで俺が責任を持ってフランの面倒を見るよ。......といってもフランは結構しっかりした子だから別に面倒を見るってレベルじゃないと思うけどな。」


それを聞いてえへへ......と嬉しそうに微笑むフラン。


「お兄様、早く行こう?」


そう言ってフランはレンの手をぎゅっと握った。


レンはレミリアと咲夜の方へ手を振った後フランと手を繋いだまま夏曇りの空へと飛び立ち、やがて空の彼方へ飛んで行って見えなくなった。


「......。」


その様子を羨ましそうに見つめていたレミリア。


「......良いんですか?お嬢様も本当は一緒に行きたかったのでは?」


レミリアはそれを聞いてかぶりを振る。


「これはフランが一人で外を出歩く為のお勉強の一環でもあるんだから。私が付いて行ってはいけないの。あの子のためにならないわ。」


「左様ですか......。」


「さぁ、咲夜。美味しい紅茶を入れて頂戴?今日のブレンドは何かしらね。」


「仰せのままに。ふふ......ブレンドは出てからのお楽しみですよ?」


レミリアと咲夜は館の中へと戻って行った。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




神社が見えた。


久し振りに戻って来たがやっぱりいつ見ても貫禄があるというか、立派な建物だな。


......住んでる巫女さんは貧乏だけど。


「あれが博麗神社?」


「あぁ。フランは来るのは初めてなんだよな?」


「うん。そもそも館の外に出たのが初めてだからね。」


「あ......なんかごめん。」


そうだよね。フランにとってはこれが初めての外出だもんね。


「へぇ......あれがお姉様が入り浸って迷惑掛けてたっていう......」


レミリアそんなに頻繁に遊びに来てたんだ。


まあ霊夢は誰が遊びに来ても邪険にしそうだからな。


石畳に降り立ち、母屋の方へ回って戸を開ける。


「ただいま。」


「やっと帰って来たわね。......ってわっ!?」


怠そうに出迎えた霊夢にフランが突っ込んでいった。


「......フラン!?」


「えへへ......霊夢、久しぶり〜。ようやく地下室から出してもらえたの。お姉様に外出の許しを貰ったから遊びに来たんだよ。」


「良かったじゃないの。地下室での生活は退屈だったでしょう?これからはいっぱいいっぱい外で遊ぶと良いわ。なんなら私が色んなところに連れってあげるわよ?」


フランの頭をぽんぽん撫でる霊夢。


ーー出た。霊夢はほんと小さい子には優しいんだよな。


......ん?フランってもう五百歳近いんだよな?それに霊夢、レミリアに対しては当たり強かったような......?


基準がよく分かんないや。


「むぅ......霊夢前もそのうち遊びに来るとか言っておいてあの時以来遊びに来てくれなかったじゃん。」


「そ、それは......色々と忙しかったのよ。今度絶対どっか連れて行ってあげるから。ね?」


「うん!約束だよ!!」


指切りげんまんしてる。......なんか楽しそうで何より。


霊夢はフランに向かってにこっと微笑んだ。


「ほら、そんなところに突っ立ってないで早くお上がりなさい。」


「お邪魔しまーす!!」


元気な声でそう言って、フランはきちんと脱いだ靴を揃えてから中へ上がった。


「ふふっ......フランは御行儀がいいわね。いっつも玄関で靴を脱ぎ捨てていく誰かさんとは違って......ね?」


「う......なんも言えね。」


たった今脱ぎ捨てた靴をいそいそと揃えるレンを見て、霊夢は思わず吹き出した。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



フランは初めて見る和室に興味津々。


ちょこちょこ歩き回ってはレンと霊夢の所に色々なものを持ってきてこれは何だあれは何だと聞いてくる。


説明してあげる度に嬉しそうにふにゃっと笑う。


可愛い。癒される。


これには霊夢もデレデレである。


怖い巫女さんモードは何処へやら。表情緩み切ってますよ。まあ俺も似たような表情してるんだろうけど。


「ねぇねぇ、これなぁに?」


「それは鹿威しよ。まあ正式には添水っていうんだけど。」


「ししおどし?」


「えぇ。竹の中にある程度水が溜まるとひとりでに傾いて音を出す仕組みになってるの。中々風流な音でしょ?」


「うん。なんか癒されるね。」


「鹿を威す、と書くように元々は鹿をおどかして追い払って田畑を守るために置かれていたのよ。うちのは景観用として置いてるだけだけどね。」


へぇ......ランセルグレアにいた頃に東の国(オリエンス)で似たようなのを見たことあるけど、あれも同じような意味合いで置かれていたのかな。


フランは鹿威しをいたく気に入ったようでじーっと鹿威しを見つめている。


「いいなぁこれ。フランも美鈴に頼んで作ってもらおうかな。」


「あはは......美鈴も大変だな。」


どっちかっていうと流す水の管理の方が大変なんだけどな。......っていうかあれ?吸血鬼って流水弱点なんじゃなかったっけ?


「......お腹すいたー。」


ぐでーっと机にのびるフラン。


紅魔館で昼ご飯を食べてから出て来たのだが、確かにあれから結構な時間が経過している。お腹が空いてもおかしくない頃合いなのかもしれない。


「お兄様、ちょっと血分けてよ。」


「えっ!?痛いのは嫌だな......。」


「大丈夫!優しくするから。」


......嫌な理由、そこですか!?と突っ込みそうになったが、霊夢はあえてそのツッコミを飲み込んだ。


「......ちょっとだけな。」


「わーい、いただきまーす!えいっ!!」


フランはレンの膝の上に座り、かぷっとレンの首元に牙を立てた。


「痛っ......くない?」


一瞬ちくっとしたが、すぐに痛みは無くなった。なんかふわふわする。痛いっていうかむしろちょっとくすぐったくて気持ちいいかも。


フランはそのまま数秒間ちうちう吸っていたが、やがてすぐに吸血をやめた。


「......もういいのか?」


「うーん......お兄様の血、なんだか魔力分が多いっていうか結構癖があるね。」


「つまり一言で言うと?」


「マズい。」


言い切りやがった......!!


ひどいよ......折角快く分けてあげるって言ったのにいざ吸ってから不味いって言われるとなんだかショックだな。


......って、なんでショック受けてんだろ、俺。


「霊夢、吸わせてー!!」


「わ、私は嫌よ!!」


「お・ね・が・い〜。」


「そんな可愛くおねだりしたって駄目!!」


「えぇー!?なんでよー?」


「ん......ちょっと待ってて。」


一瞬思案顔になった後霊夢は立ち上がり、台所の方へと向かって行った。


煎餅でも取りに行ったのかな。


暫くして霊夢はお盆を持って帰ってきた。


「これ......クッキー焼いたんだけど食べる?」


「わーい!頂きます!!」


「あいええぇえぇぇ!?」


嬉しそうにクッキーに飛びつくフラン。


その横でレンは驚嘆の声を上げた。


「どどどっどどどういう風の吹き回しなんだ!?霊夢がお菓子を作るなんて!!」


「な......何よ?」


横で両手にクッキーをもちながらフランがうまうま言っているのでレンも一枚皿から取って齧ってみる。


「......んまいッ!!」


いや、すごく美味しい。多分俺がクッキー焼いてもこんなにうまくは出来ない。っていうかまず作り方知らないし。


霊夢が菓子作りするとか......明日は空から槍が降ってきたり紅魔館が爆発したりするんじゃないか!?


「おいおいなんてこった。こんなことが......」


「失礼ね!!私だってお菓子作れるし料理だってするわよ。いつもは材料が無いから作れないだけで......材料があってその気になればいくらでも料理はできるの。」


「じゃあ何で最近はそれなりに材料が揃うお金はあるはずなのに作らないんだ?」


「それは......面倒くさいからに決まってるじゃない。黙っていればあんたが勝手にご飯作ってくれるんだから。」


こ、こんにゃろーーッ!!


こんなに料理上手いのに今まで“面倒くさい”っていう理由だけで俺に全部任せてたのかよ!?


「......今日からご飯は霊夢が作ってくれ。」


「はぁ!?何でそうなるのよ!?面倒くさいから嫌よ!!それにお菓子作りと料理は全くの別物よ。今まで通りレンが作ってよ!!」


「さっきお前、”料理もする“って自分で言っただろ......?」


「あっ......。いや、でもレンも作れるんだから私が作らなきゃいけない理由にはならないわ!!」


「お前絶対俺よりも上手いじゃん。」


レンに真顔でそう言われて霊夢はふい、とそっぽを向いた。


「......まぁ、レンがどうしてもって言うんだったら夜ご飯だけだったら作ってもいいけど。」


「なんか霊夢、すごく嬉しそうだねー。」


その顔を覗き込んでニヤニヤするフラン。


「べ、別にそんなことは断じてないわよ?あー嫌だわ......これから面倒ごとが増えるし。」


わざとらしく咳払いして自分で自分の肩を叩いて見せる。


フランは元座っていた所に座り直して再び黙々とクッキーを頬張り始めた。


てかフラン、空腹を満たすだけなら血じゃなくても良かったのな。


「美味しい美味しい。こんだけ料理できたら霊夢はいつでもお嫁さんに行けるなぁ。ね、お兄様?」


「うんうん、そうだな......」


と無意識のうちにフランの言葉に頷いた所で霊夢と目が合った。


「「っ......///」」


レンと霊夢、二人して顔を真っ赤にして俯く。


その様子を見ていてにやけを隠せないフランであった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




日もだいぶ傾いてオレンジ色に染まった。


いわゆる黄昏時の頃。


縁側の方に咲夜が回ってきた。


「妹様。お迎えに参りました。」


「えぇーっ!?もうちょっと遊びたい!!」


「そ、そんなことを言われましても......お嬢様からお迎えに行けと......」


「やだやだやだーーっ!!」


尚も駄々をこねるフラン。


レンの後ろに隠れた。


それを見て咲夜はおろおろ。


「フラン、早く帰らないとレミリアが心配しちゃうぞ?」


「まだ帰りたくないもんっ!!お兄様はフランが邪魔だから早く帰らせたいの......?」


「そんなわけないだろ?俺だってできればまだフランと一緒にいたいさ。でもあんまり長い間駄々をこねて帰って来なかったらレミリアが心配するし、次回からあんまり外に出してもらえなくなっちゃうかもよ?」


フランはそれを聞いて黙り込んだ。


「......分かった。また今度遊びに来てもいいよね?」


「ああ、遊びにおいで。フランは偉い偉い。」


ぽんぽん頭を撫でてやると、フランはぎゅっと抱き付いてきた。


「えへへ......あったかいな。」


フランはレンの後に霊夢とも抱擁してから咲夜と一緒に紅魔館へと帰って行った。


「なんだかフラン、前に会った時よりも目つきとか雰囲気がだいぶ落ち着いたわね。穏やかになったっていうか。」


「フランは根は凄く優しい子だよ。本人も地下室から出してもらえて精神的に落ち着いて来たんだろう。あの感じだとそう遠くないうちに自由に外出することも許してもらえるんじゃないかな。」


「ふふ......そしたらそのうちレミリアと二人で神社に入り浸るようになるかもね。そうなるとちょっとっていうか......だいぶ迷惑だけど。フランだけならいい子だからいいんだけどねぇ......。」


「レミリアはなんでダメなんだ?」


「あいつはお茶とかお菓子をせびるのよ。おまけに紅茶が無いと文句言われるし。」


「あ、あはは......。」


確かにレミリアは遠慮せずそういうこと言いそうだな。


「それよりも......。」


「ん?」


「あんた五、六日も私のこと放置して......何か私に対して言うことはないの?」


「わ、悪い悪い。なかなか紅魔館が快適だったからつい、な。あれ?もしかして霊夢、寂しかったとか?」


勝手に帰ったのは霊夢だけどね。


「......うん、まあちょっぴりね。」


ーーええっ!?


からかいのつもりで言ったのに。


なんか霊夢がいつもよりちょっぴり素直なんですけど。珍しいこともあるもんだな。


レンの動揺する顔を見て霊夢はくすくす笑った。


「今日は久しぶりにとことん付き合ってよね?」


一升瓶と器を二つ取り出し、机の上に置く。


「はは......本当、霊夢はお酒好きだよなぁ。お前の身体、お酒とお茶と煎餅だけで構成されてるんじゃ無いか?」


「失礼ね!ちゃんと他の物も食べたり飲んだりしてますよーだ。あんたの作るご飯、いっつも食べてるじゃないの。」


そう言いながら霊夢は器にお酒を注ぎ、レンに渡す。


「ありがとう。」


「それじゃあ......乾杯。」


二人は互いに器を軽くぶつけてそのまま一気にお酒を呷った。







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