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糸を切る人

作者:青埜 漠
『糸を切る人』

ぷつんぷつんと
音がしたなら空耳だ
糸はあまりにも細くて
だから
絡まってしまったのだから

気づけば
至る所に張り巡らされ
あらゆるものにつながって
身動きが取れなくなっている
どうやってほどけばいいのか
途方に暮れて
一面
玻璃のようにきらきらと
光るさまに見とれていた

もう切るしかないでしょう
切り離すしか
はさみは
手に包めるほどの
繊細な刃の
一筋一筋
慎重に選り分けて

けれども そのうち
ひたすら切ることが
仕事であるかのように
目を凝らし
背を丸め
震える指で
切ることだけが
ほんとうの仕事のように

そうしてばらばらに
そうして冴え冴えと

ああ 今日もまた
霧のような雨が
降っている

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