悲劇のはじまり?
~十二月二十二日~
大好きだよ。
ねぇ、春希、私は...今から死ぬんだ。
殺されるんだ。春希は辛い?悲しい?嫌だ?
私とこれからも居たいって思ってくれる?
私には時間がないんだ。私はまだ春希と
一緒にいたいんだょ。
だって...春希が大好きだから。
春希はきっと私を一人でしなせたりしないよね?
春希は助けに来てくれるよね。
待ってるよ、大好きな春希へ
杏奈より。
カタンッ
~十月二十三日~ 突然の、手紙
ふはぁ。ねみぃ
あ、今日の新聞新聞っと
タッタッタッ...ガサガサ、カタンッ...
俺がポストから手紙を取り出した時に少し音がした。
『ん?』なんだろう
そう思いながら俺はもう一度ポストを開けた
そこには一枚のかわいらしい便箋がはいっていた
それを取り出したこのとき。
俺の人生の電車は平凡な線路から外れていった...
このときの俺は、手紙を開くまでそのことにきづかなかった。
便箋と新聞を取り出した俺は
ソファーの上で一枚のピンク色の便箋と
にらめっこしていた。
『ん~ラブレター?』
ふっ。まさかこんなシャレタことをするような友達は俺の周りにはいない。
俺は自分でラブレターなどと声に出して
話していたことに恥ずかしくなった。
『だ...だいいち俺には彼女がいるし!』
そう俺にはあと2ヶ月で四年目となる
かわいくて、やさしくて、大好きな彼女がいるんだ。
『今頃どうしてるかなー』
『っておい!』今はそんなことを考えてる場合ではないぃ!
目の前の便箋の事件を解決しなくては
そう考えながら俺は自分にツッコミを入れる
これぞまさしく最近はやっている
一人ツッコミだ!!
って俺は一人でまた変なこといってるし....
だけど変人ではない
健全な 大学1年制になったのだ
今年の春、春希通称俺ははれて
大学に入学した、うれしかったなぁあんときは...
って過去の思い出にひたってどうする!
『よしっこの手紙どうすっかなー』
いちかばちか開けてみるか?そうだ開けよう!
そうして俺は便箋に手を伸ばした
この手紙を開けて読み始めてどのくらい
時間がたっただろうか。
いやもしかしたら対してかかっていいないかもしれない
俺は今どれくらい汗をかいているだろう
どれくらい頭の中がこんがらがっているだろう
そして今俺はどんな顔をしているだろう
手足の震えがとまらない
汗が額に涙のように流れている
どうしてだ?
どういうことだ?
なんで?なんで?!
時間は数分前にさかのぼる........