登場人物紹介(テスカトリ教導院) ~間章2まで~
※ 章終了ごとに、随時更新します。
※ ネタバレを含みますので、本編をお読みでない方はとばしてください。
主人公 九条響輝 (21・男)
・黒色の髪、黒色の目(金色の目)
・テスカトリ教導院の勇者
・魔導師
【七導眼の魔王】の第1席【狂惰の魔王】
・魔術:詠唱破棄。感覚で操り、鼻歌混じりに高威力の魔術を放つ規格外
・魔法属性:無
・才能:〈魔眼〉
魔術(魔法)の成り立ちが理解できる、発現時魔力量増加など。
・潜在魔力量は、単独での〝召喚〟(異世界転移)を行えるほど。
・戦闘狂。普段は怠惰の塊で、魔術にしかほとんど興味を持たずに育ったため、非常識な行動を取ることも多い。さらに悪友によって、少しずれた常識を植えつけられている。そのことを自覚していても直す素振りも見せないので、同類(【魔王】)や親しい者からは天然疑惑をかけられている。
・レナの泣き落とし(?)に負け、流れで勇者を引き受けることに。女性の泣きに弱いのは「女性には紳士的に。ただし、相手を選ぼう」という姉二人の刷り込みのためだが、性根は男女平等。女性でも強ければ顔を合わせた瞬間に魔術を放つので、女性に弱い(甘い)とは正確には言えない。それが、さらに周りの天然疑惑を強くしていることには気づいていない。
勇者となった理由として、異世界への興味や「魔法関連に興味がある」と語るが、レナの真摯な態度が決め手の一つになっていることは自覚していない。
・冒険者として旅をするに当たり、テスカトリ教導院学導院でも異質な〝ベルフォン教室〟に所属。
仮初めというわけでもなく、魔法と魔術の情報交換を行っているので教授とは持ちつ持たれつの関係。
・魔界を突撃訪問して魔界王子と出会った結果、突然の訪問を不問及び魔界を旅する条件として、ギルミリオが旅に同行することになる。
・蒼い少年(テスカトリ教導院の星霊)に〝あだ名〟をせがまれ、〝オクト〟と名付ける。
その後、『クリオガ』の星霊にもせがまれ、オクトに今後も現れることを示唆される。
・オクトから、半ば強制的に〝使い魔〟を授けられた。
《使い魔》
・名前:ウル
・姿 :群青色の鱗に金色の目のエンゼルフィッシュに似た魚
・能力:魔素の拡散
・同調率が低いため、声は舌っ足らずな幼い声で片言
《冒険者としての登録内容》
・名前:クキ (茶髪・茶目)
・階位:八
・技能:第二階位魔法師
・魔法属性:無
・才能:〈魔眼〉
・出身地:テスカトリ教導院(学導院ベルフォン教室所属)
・特記事項:使い魔(ウル)
・チーム名:オリオウ
・チームランク:十
○ レティシアナ・テスカトリ・ミスフォル (19・女)
・銀色の髪、碧眼
・テスカトリ教導院(総本部)の神導院所属
・姫巫女
魔法師(階位測定不可)
・魔法属性:時、無
・才能:?
・姫巫女として響輝を召喚した人物。
その特殊性から、唯一、特殊魔法を二種持つ。
・普段は〝召喚〟の魔法陣を改良した〝界門〟を管理している。
・エカトールでの響輝の理解者。当初は姫巫女ゆえに異世界人の彼を支持しようという義務感からだったが、次第に打ち解けていく。それでも響輝の突拍子もない行動には頭を痛めている。
○ セリア (32・女)
・淡い水色の髪と目
・テスカトリ教導院(総本部)の神導院所属
レティシアナの専属侍女兼護衛
・第二階位隠者
魔法師(第二階位クラス)
・魔法属性:?
・才能:?
・レティシアナの良き理解者で姉のような存在。
・代々、姫巫女の侍女兼護衛を務める名家。キルエラとの一族とは遠縁。
・レティシアナの変化に気づき、そのキッカケとなった響輝に感謝はしている。
その破天荒な行動には否定的だが。
○ キルエラ (27・女)
・濃紺の髪と目
・テスカトリ教導院(総本部)の神導院所属
響輝(勇者)の専属侍女兼監視役
・第二階位隠者
第二階位魔法師
・魔法属性:風
・才能:?
・代々、勇者の侍女を務める名家。セリアとは遠縁
・大人しく、そつなく仕事をこなすが、レナに続いた響輝の行動の被害者。
・響輝の魔界訪問を経て、信用されていないことを確信する。
その後、改めて響輝を一目見て〝勇者〟だと確信したことを思い出し、また〝勇者の侍女〟の覚悟を示して信用を得る(忠誠を誓う)
多少、強引に世話を焼くこともあり、やや響輝は押され気味。
・道中では、響輝とギルミリオの監視を行っていたが、二人の気さくな様子に戸惑う。
《冒険者の登録内容》
・名前:キルエラ
・階位:八
・技能:第二階位隠者、第二階位魔法師
・魔法属性:風
・才能:?
・出身地:テスカトリ教導院(神導院所属)
・チーム名:オリオウ
・チームランク:十
○ ジェルガ・ゴドフリー (63・男)
・こげ茶色の髪、茶色の目
・テスカトリ教導院(総本部)の学導院長(総括)
・第二階位魔法師
・魔法属性:?
・才能:?
・常に眉を寄せているので、感情が読めない。
・響輝の召喚直後はその若さゆえに実力に対して懐疑的だったが、模擬戦を経て浅慮だったことを悟り、勇者として迎える。
ただ、その破天荒さには頭を悩ませる。
○ カルマン・ドルドア (55・男)
・くすんだ金色の髪と目
・テスカトリ教導院(総本部)の神導院所属
近衛騎士団騎士団長
・第一階位剣士(剣聖)
・魔法属性:?
・才能:強化
・偉丈夫。戦闘中以外でもその存在感は大きいが、萎縮させるわけではなく不思議な温かさがある。エカトールでもトップクラスの実力者で、不思議な存在感を放つカリスマ性も相まってテスカトリ教導院の近衛騎士団長となる。
・模擬戦では審判役を担い、最上位魔法の激突に素で耐えた。
・響輝の行動を「子どもは元気が一番だ」と言い放ち、同僚の別の騎士団長からは呆れられる。
○ ネリューラ・ギリアン (38・女)
・オレンジ色の髪と茶色の目
・テスカトリ教導院(総本部)の神導院所属
近衛騎士団副団長
・第二階位魔法師
・魔法属性:火、風、土
・才能:なし
・近衛騎士団の参謀。
・第一階位との差を感じ、不調だったが、響輝との模擬戦を経て何かを掴む。
模擬戦後、響輝より防御系魔術【煉獄の檻】を教わり、習得に励む。
○ オクト/オミテクトリ
・蒼色の髪と碧眼
・星霊の一柱/テスカトリ教導院
・姿は、十代前半ぐらいの少年
(響輝曰く「蒼い少年」)
・響輝が屋根に行くと常にいる。屋根だけでなく、修練場にも出没した。
・無言の視線で圧力をかけてくるので、さすがに響輝も無視できない。
言葉遣いは見たままの子どものようだが、的確な指摘をする。
・響輝が魔界を訪問した後は、ちょくちょく部屋に菓子をたかりに姿を現す。
・響輝に〝使い魔〟を授けるが、半ば強制的に授けた理由は要領をえない。
*****第2章からの登場人物*****
○ ラフィン・ウルジス (250歳以上・女)
・白髪、金色の目
・テスカトリ教導院(総本部)の界導院長(総括)
・第一階位魔法師
・魔法属性:雷、時
・才能:?
・見た目は七十代ほど。
・前回の〝ゲーム〟の参加者であり、先代勇者
・淡々としているが、敬語を使う響輝に「気色悪い」と言い放つなど突拍子もないことを平然と口にする。響輝と上位魔法の応酬をやり、部下(ギルド総本部長)を悩ませる。
・未だにその実力は衰えず、二つの騎士団員を鍛えてもいる。
ギルミリオとは対戦者だったことから、交友はある。
○ タルギ・ユンカイン (62・男)
・茶色の髪と目
・テスカトリ教導院(総本部)の界導院所属
ギルド総本部のギルド長
・第一階位拳闘士(拳聖)
・魔法属性:?
・才能:?
・元第一階位冒険者
・ギルド総本部の苦労人(院長が原因)
・元々、性格に癖の強いラフィンの歯止め役だったが、召喚した勇者・響輝が「旅に出る」と言ったり、ラフィンに「ばぁさん」とケンカを売って上位魔法の応酬を行ったり、転移魔法陣を使わずに魔界に行ったりなどと問題行動が多いので、精神的疲労が増加している。
○ クリラマ・ベルフォン (28・女)
・灰色の髪、青色の目
・テスカトリ教導院の学導院所属
ベルフォン教室教授
・第一階位魔法師
・魔法属性:時
・才能:?
・魔法陣に関する研究を行う第一人者で、関連する本を多く出版している。
・「クリラマ・ベルフォン」は襲名制で、先代(師)より引き継いだ。
引き継ぎの方法は不明だが、「才能が関係している」と響輝に言っている。
・響輝が冒険者として旅をするにあたり、表向きは〝教室の生徒〟として後ろ盾になる。
引き受けた理由は、異世界の魔法(魔術)に関しての知的好奇心が占め、また、自分の研究のためでもある。響輝(異世界人)から見た魔法に関しての意見を求めるなど、響輝とは互いに持ちつ持たれつの関係。
ただ、魔術のことを聞いて「子どもか」と怪しい呟きで響輝を引かせるなど、狂気的な知識欲を持つ。
○ マロルド・ベルナガード (54・男)
・茶色の髪に赤色の目
・テスカトリ教導院(総本部)の神導院長(総括)
・第三階位魔法師
・魔法属性:風、土
・才能:?
・三院長の中では最も若い。副院長として多くの実績を挙げ、院長に抜擢される
・響輝に〝勇者〟としての自覚を持たせようとするが、予測不能な行動に振り回される。
○ ニカイヤ・フィーフルゴ (46・男)
・若草色の髪と目
・テスカトリ教導院(総本部)所属
三導護衛騎士団長
・第一階位魔法師
・魔法属性:?
・才能:?
・生粋の魔法師でカルマンも実力を認めている。二つの騎士団内では魔法師として最強。
カルマンとは正反対で、常に柔和な笑みを浮かべている。カルマンや腹心の部下の前では、少々、腹黒いところを見せる。
・カルマンに響輝との模擬戦を持ちかけられるが、「手加減が出来ない」と断わる。