第2話、私生活
不知火信の道中、この風変わりな仕事をこなす少年は、異世界22世紀から来たと語る。
西暦2020年、この流離いの旅から日本に帰る。
「旅の初回に帰る」
「不知火信、君主見習い、年齢は15歳、異世界22世紀から来たと語る、君がやり直しRPG?」
「なんです。俺は旅の最中なんですよ」
「なるほど、復活魔法、蘇生魔法、再生魔法、難病治療魔法、他の魔法、君が起こした沢山の死亡届を受理から生存に戻す仕事をしてる総務省統計局の松浦秋です」
「あー、これはどうも、店でも入りますか?」
この官僚はやっと見つけたやり直しRPGを説教、この流離いの旅から日本に着いた位。
「まあまあ、美味しい紅茶と味わいのケーキがあるじゃないですか?」
食べる秋、このんとまた食べる秋。
「なんで美味しいの?」
「原価を無視した叩き売りの一品料理です」
「え?」
「味はいいですけど」
「一品料理」
「ご当地グルメって奴ですね」
この官僚は信じられないケーキを食べる。
「で、ご用件は?」
「まあ、とある大物官僚の復活よ。総務省のあれね」
「なんとも言いがたい、仕事との関係者と言いますか、やり直しですね」
この起こし、やり直しですと台詞。
「松浦秋君、どういう事かね?」
「総務省統計局が扱うやり直しRPGです」
「あ、噂の魔法使いか」
「ええ、世界中でやり直しを繰り返す流離いの君主見習い、仕事は増やすわ、ご当地グルメのケーキは食うわ」
「松浦秋君、ケーキは関係ないと思うよ?」
「それが一品料理でして」
「なるほど、ケーキの一品料理か、凄いの食べてるね」
「しかも叩き売りの価格、原価を無視した200円という」
「それは店が困るね」
「長官、やり直しです」
「そうなるね、やり直しだね」
「二回目は大事にしてください」
笑顔の信、このお世話になった一回、この大混乱。
「不知火信、君の流離いの旅は十分にわかる、しかしだ。中3を犠牲に旅とは日本の義務教育を無視できん」
この松浦秋の自宅から私立中学校に入る。
「不知火信と言います。魔法にご興味がある方に魔法をお教えします」
沈黙。
「中二病?」
「そうなりますよね。一応は説明したということで」
笑顔の信、この他に中学生としては長身の美形、しかし魔法を語る為にドン引きの全員。
席に座る。
「不知火、魔法じゃなく、マジックにしておけよ」
「一応は家業ですから、先代からコツコツともうしますか」
この証拠に魔法を唱える、気弾を一発。
「マジか?」
「魔法なんです。ご興味は?」
昼休みに魔法講義、放課後に魔法修行を指導。
普通の生徒が一ヶ月目位にレベル1、この絶対幸運は切り札に教える。