表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

決意?興味?

うるっさい電話に叩き起される

「あぅっ?うるっさいなぁ

しかもまだ5時前...」

辺りを見ればまだ薄暗く、差し込む弱い光がペットボトルに反射し淡い光を放っている


こんな時間に電話、この非常識さはどうせ所長だろう

「はい、もしもしこの電話のせいで土曜日の朝4時半なのに起きる羽目になった上田ですけど」


「ま、まぁ、そう怒るな理叶君

良い知らせを持ってきたから」


「お、もしや例の隕石調査の件ですか?

それ以外なら本当に怒りますよ?」


「当然調査の件だ、だから怒らないでくれ

それでだ、調査に加われるのは明後日からだ

理叶君どうせ明後日は暇だろう?」


....うん、やっぱり所長はクソほど非常識だ

「これで明後日私に予定があったらどうするんですか、普通日付決めるのなら私に確認取りません!?」


「明後日君に予定が無いことを確信していたからな!

君も明後日からの調査に加わるだろう?」


「勝手に日時決めたも予定無いのを確信してるのもムカつきますが、当然明後日から調査に加わらせて頂きます」


「さて、最終確認とあの隕石の事前情報だ

知り合いの研究者からの忠告だが、あの隕石どうやら中に何かあるらしい

あ〜、今から話すのは「もしも」だ、確定した訳じゃないそれを踏まえて少し長いがよく聴いてくれ」


「あ、えっとはい」

こんなに真面目な所長は久しぶりだ


「明後日我々が関わるのは隕石の内部にある何かの調査だ。

その調査では隕石を削ったり穴を開ける」


「えっ!内部の調査に関われるんですか!

あ、ごめんなさいちょっと五月蝿かったですね

はい、それで「もしも」って?」

まさか隕石内部の調査だとは...

つい嬉しくなってしまった


「もし内部に未知の細菌等がいた場合、研究所は即刻封鎖し研究所内の人間のみで

その存在と隕石の調査を終わらせデータをJAXAに送る」


「未知の細菌等...

それが発見された場合って我々調査チームは...」


「あぁ、ご想像の通りだ、説明を続けるぞ

そしてその存在が致死性の物であれば我々は人類の為に、封鎖された研究所内で人生を終える

あ〜その...つまりだな、もし隕石に何かヤバい物があれば調査チームは死ぬかもしれない

理叶君、それでも調査に加わるか?

怖くなったのなら参加しなくても大丈夫だ

そもそも、私が知り合いに無理を言って調査に加われる事になっただけだからな」


覚悟はしていたつもりだった、けど実際にこう言われると少し怖くなる

「あ、その所長これ、あくまで「もしも」ですよね?」

「あぁ、そうだ100%生きて帰れない訳ではない。

むしろハイテク技術を解析して世界の英雄となって帰還する可能性も十分ある」

「ちょっとだけ考えさせて下さい、すぐ答え出しますんで」

「了解」


少し返事を躊躇って部屋を見渡す

いつもと変わらない部屋

もし、死んだら?

ここに帰って来られない

怖い

怖い

少し手が震える

けど、死とは?それはそれで気になる

なら答えは決まった

安っぽい覚悟を決め直し口を開く


「所長...目の前に未知の物があり調査に参加させてもらえる

こんなに楽しそうな話二度目があるか分かりません、例え危険があろうとも参加しない訳無いでしょう!

それと所長は行くんでしょ?

なら私も付き添わないと」


「そうか、じゃあ知り合いに参加を伝えておくよ

今言うのは早いだろうが

共に調査を楽しみ、必ず生きて帰ろう」


「はい、必ず生きて帰りましょう」

そう言いつつ隕石にも、そして死にすら

恐怖と興味で心臓を高鳴らせている自分が居る

ホンマにごめんなさい

今更更新です

次回更新は決まってませんがなるべく早く続き書きたいなぁ

それと、所長も理叶さんもモデルというか思考が私を元に作ってるので

感情移入とか共感とかしにくいのかなぁと

ホンマにごめんなさい...

更新も遅いし大した作品を書けてるとも思いませんが少しでも気に入ってくれたり、まぁ読んでやっても良いよ、という優しすぎる方達は是非これからもご贔屓に...

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ