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第94話:餌やり

 ◇


 ついでに他にも魔法を覚えておこうかと思ったのだが——


「そろそろ昼飯にしようか」


 魔法書をシーナに返し、アーネスで購入して異空間に保管しておいた食料を《収納魔法》で取り出す。


 唐揚げ、サンドイッチ、パンなど。


 テイクアウトできるものばかりなので凝った料理は食べられないが、どれも出来立てのホカホカなので美味しそうだ。


 《収納魔法》で繋がる異空間は時の流れが止まっているらしく、保管しておけば腐ることがない。つくづく便利だなと感じる瞬間である。


「先に食べていてくれ」


「カズヤさんは一緒に食べないのですか?」


「奥の方で先にソラたちに餌をあげてくるんだ」


「なるほどです! わかりました!」


 洞窟の奥はまだまだスペースがあるし、さっき覚えた《光源》のおかげで奥へ行っても明るさの課題もクリアしている。

ソラたち三体の魔物を出しても問題ないだろう。


 俺は光り輝く《光源》をシーナたちの頭上に置いておき、新たな《光源》を生成する。


 そして、広めのスペースでソラたちを呼び出した。


「ご飯にしよう」


 そう言って、用意しておいた食料を大量に取り出して、大きなお皿の上に乗せた。


 目を輝かせて喜ぶソラたち三体の魔物。


「い、良いのですか⁉︎」


「ありがたくいただきます……!」


「美味しいです!」


 美味しそうにパクパクと餌を食べる三体。


 しばらく食べ進めたところで、変化が現れた。


《召喚獣が栄養を補給したことにより、一定時間ステータスが上昇します》


 え、ステータス上昇?


 確認してみよう。


 ――――――――――

 レベル:10

 職業:ガチャテイマー

 スキルポイント:3370


 生命力:200[+22271][+1113]

 魔力:198[+21145][+1057]

 物理攻撃力:28[+7432][+371]

 物理防御力:27[+7311][+365]

 魔法攻撃力:27[+6490][+324]

 魔法抵抗力:26[+7199][+359]

 攻撃速度:29[+8091][+404]

 移動速度:26[+6981][+349]

 ――――――――――


 ふむ……《ステータス共有》分のステータス+5パーセントくらいの強化のようだ。


 驚くほど大きな強化幅というわけではないが、餌を食べさせただけで特にデメリットもなくステータスが強化されるなら、結構良いかもしれない。


 もとより恩恵には期待していなかったので、棚からぼた餅という感じだな。

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