表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

36/106

第35話:レベルアップ

 ◇


 アリアが魔物の集団に飛び込んだ時はどうなるかと思ったが、案外戦ってみれば魔物は大したことがなかった。


 手早く片付けることができたので、結果オーライといったところだろう。


 ――――――――――

 レベルアップしました! レベル5→レベル10

 ・レベル10に達したため、《魔物召喚》のレベル上限が解放されました。

 ――――――――――


 最近、かなりレベルの上がり方が鈍化していたのだが、今回強力な魔物をまとめて倒したことでサクサクとレベルが上がっていた。


 当然と言えば当然だが、弱い魔物よりも強い魔物を倒した時の方が、得られる経験値は多くなるらしい。


 まあ、俺自身のレベルアップはともかく、《魔物召喚》のレベル上限の解放は大きな変化だ。


 ――――――――――

 スキルポイントを消費して、『魔物召喚Lv.3』→『魔物召喚Lv.4』にしますか?

 ※消費SP:100

 ――――――――――


 俺は迷わず、承諾する。


 これまでは、魔石一個の消費で★3の魔物しか呼び出せなかったが、これからは最初から★4の魔物を召喚できるようになったようだ。


 これで魔石の効率が劇的に良くなった。


 《限界突破》をすることで、魔物が強くなり、《ステータス共有》している俺自身が強くなることができる。


 レベルアップによるステータス上昇よりも遥かに大きい。


 ……そういえば、俺自身のステータスはレベルアップでどう変わったのだろうか。


 一応確認しておこう。


 ――――――――――

 レベル:10

 職業:ガチャテイマー

 スキルポイント:3320


 生命力:200 [+22271]

 魔力:198[+21145]

 物理攻撃力:28 [+7432]

 物理防御力:27 [+7311]

 魔法攻撃力:27 [+6490]

 魔法抵抗力:26 [+7199]

 攻撃速度:29 [+8091]

 移動速度:26 [+6981]

 ――――――――――


 うん……まあ、誤差だな。


 やはり、俺自身のレベルが上がっても《ステータス共有》による強化に比べれば微々たる成長でしかなかった。


 レベル10になった今でも、俺の素のステータスは冒険者試験の時に見たギルド職員のものよりも低いのだから、かなりヤバいと思う。


 そういえば、シーナの方はどうなったのだろうか。


「シーナ、レベルはどうだ?」


「かなり上がりました! 一気に3レベル上がったので、これで14です! かなり強くなったと思います!」


「おおっ! そりゃ良かった!」


 一緒に冒険する仲間として、仲間が強くなるのは心強い。


 こうなると、もっと俺たちの実力にあった高難易度の依頼を受けてみたいが……まあ、こればかりは仕方ないな。


 コツコツと依頼をこなして冒険者ランクを上げていくしかない。


 ――ところで一つ気になることがあった。


 俺たちがレベルアップで喜んでいる中、アリアはなぜか浮かない表情をしているのである。


「アリアどうした? 何か気になることでもあるのか?」

面白いと思ったら★評価とブクマをお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ