最強奴隷ニートによる異世界ラブコメ
「さあもう大丈夫だよ」
と赤髪の少年はこっち…奴隷の自分に向けて言ってきた。本来なら感動やらなんやらでお礼をする場面なんだろうが…今の自分はそれどころではなかった。
「おいお前何しちゃってくれてるんすか?」
「は?」
赤髪の少年はいきなりキレられたことに面食らっていた。
「え?どうゆうことかな?」
いきなりの状況に困惑しつつも状況を整理するために質問をしてくるが…
「何、人の快適なニート環境壊してくれちゃってるんですか」
「にーと?は何かわからないけど大丈夫かい?」
「は?ニートも分からないんですか。 これだからイケメンでリア充が」
「いけめん? りあじゅー?」
などとまたもや頭の上に?マークが浮かんでいたが…
「耳の穴かっぽじってよく聞きやがれ!ニートとはな選ばれた一部の人にしかなれないなるのにとても勇気がいる職業なんだ!」
は?ちげーだろなどと頭に浮かんできたが全力でスルーする。
「よく分からないけど、何かすごい人なんだね。けど…」
「そうだ!しかも今回は衣食住が保証される上にビッズィーンなお姉さんがつく最高の仕事内容だったんだぞ!」
「それをどこぞのイケメン君がぶっ壊したせいでそのお姉さん今頃地獄で閻魔大王にしばかれてるわ!」
「死んでねーし地獄にも行くつもりねーし閻魔大王とかフルボッコにするわ」
と言いながら近づいて来るのは先程赤髪の少年が捕まえたはずの奴隷商の女性だった。