生きる意味
詩のつもりで書いたのですが、そこそこ長くなってしまいました。
それでもいいよって方はお読みください。
生物は、子孫繁栄を目的とし生きる。
生物は、繁栄のため様々な形質を獲得した。
それは、力であった。
それは、大きさであった。
それは、寿命であった。
生物は、繁栄のため絶えず進化した。
やがて、知能を、理性を、手に入れた。
それらは、繁栄にとても役立った。
その生物は自らを「人」と呼称した。
生態系を外れ、絶滅の危険を限りなく減らした。
生きるのが容易くなった。
もはや人は、子孫繁栄の為に生きているのではない。
そして人は、生きる意味を見失った。
ある人は言った。
人は、愛する人の為に生きているのだと。
では、誰からも愛されない者は、死ねば良いのか。
生きる意味は、これではない。
また、ある人は言った。
人も、子孫繁栄のために生きているのだと。
では、子孫のためなら自分はどうなってもよいのか。
生きる意味は、これでもない。
ならば、私は生きる意味をどう思っているのか。
私は―――
人は、楽しむ為に生きているのだと思う。
いずれ、無限に思える宇宙にも終わりが訪れる。
そうなれば、全て無に還ってしまう。
そう考えると、楽しむことすら無駄かもしれない。
生きる意味なんて、どこにも無いかもしれない。
それでも私は、今を楽しむ為に生きる。
何故、楽しむ為に生きるのか。
それは―――
私にも、分からない。
でも、生きる意味が無いくらいなら。
楽しみたい理由くらい、無くたっていいと思う。
これが、私の出した不完全で最高な答えだ。
さあ、あなたの答えも聞かせて?
全力で人生楽しんだら死ぬよりはマシな気がするって詩です。
ぜひ皆さんの考える生きる意味も教えてくださいね。