推理開始
「犯人探さなくていいの?」
「時期にみつかるんじゃねぇの?これだけ大々的に報道してれば。それよりもあの兄ちゃん。なんか隠してるな」
「何かって何?」
「わかんないけど、多忙な俳優が怪しい呼び出しにホイホイ来るとは思えないんだよな。何か脅されるようなネタがあったんじゃねぇかな、何か違和感があるんだよなぁ」
「なるほど、でもスキャンダルとか何もなかったよ」
「だからこそだよ。この町の人しか知らないあの兄ちゃんのネタがあるんだろ、犯人はそれで金でも要求しようとした。けれど何かの拍子に殺してしまった…そんな感じかな」
「なるほど、たとえば由梨ちゃんがアイドルになったとした場合、過去のヤンキー話がでたらまずいから殺したみたいな感じ?」
「殴るぞ」
「冗談だよ、じゃあそのネタを探すってこと?」
「どうしようかな、犯人が捕まればそのネタを掘り起こす必要もないし」
「じゃあ、どうするの?」
「あの兄ちゃん。犯人グループが誰かわかってるのに何で私たちに言わなかったのかな…」
「えっ?」
「本当の犯人は誰だったのかな…それを調べる」
「もしかして、仁さんが犯人グループを呼び出したってこと」
「可能性の話をするけど、私の話しは置いといて、さっきの望が言ったようにあの兄ちゃんそのヤンキーグループの1人だったんじゃねぇか?最近売れ初めて過去が掘り返されたら…。清純派で売ってたんだろ。あいつ」
「そうだね。いつのまに仁さんについて調べたの」
「今、歩きながら」
「早いわね」
「そいつらに口封じで金を渡そうとしたか。だけど金額でもめたか」
「それか、ヤンキーグループに呼び出されたかって可能性もあるでしょ」
「そうだな、まぁ1回帰ってニュース見ながらまとめようぜ」
(多分…多分だけど私たちの推理は違う気がする、報道でも複数犯とは言われてないし、目撃情報もない。何か違和感がある)
「また、地雷を踏んだかな」
「えっ?何?」
「いいや、何でもない」
私達はとりあえず家に戻っていった。
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