相棒変更?
家の扉が勢いよくノックされる。
なんだ!!由梨か?
「おじさん、由梨ちゃんが刺された、どうすればいい」
「なんだと、おい由梨大丈夫か?」
「わかんねぇ、意識が朦朧としてる。でも手当なんてできねぇだろ」
「どうしよう、とりあえず包帯で止血をしましょう」
「そうだな」
2人はバタバタと慌てている。
あれ?
「て、言うかさ…」
「なんだ?」
「なに?」
「なんで、2人とも会話してんの?」
「えっ?」
「あ?」
「ほんとだ、おじさん。私の声が聞こえるの」
「あ、ああそれどころか姿も見えるぜ、活発そうな女の子だったんだな」
「ええ、うそ。すごい」
「ああ、でも何で急に見えるようになったんだ?」
「いいじゃないですか、お互いに見えた方が色々と都合がよくて」
「そうだな」
「おーい、怪我の治療をしてくれぇ」
「あ、包帯包帯」
「とりあえず、傷口は無理やりテープでふさいで包帯でぐるぐる巻きにしといたぞ」
「雑だなぁ」
「しかたねぇだろ、病院につれていけるわけでもないし」
「でもまさかあの子、ナイフを持ってたなんて」
「あれで脅してデートしてたって言ってたな、それに耐えかねて家族ぐるみで殺しか」
「なんだ?またやっかいごとかよ」
「そうなんですよ、おじさん。聞いてください」
伯父は望の圧に負けて学校での経緯を聞くことになった。
「まったく、由梨。ド派手にやりやがったな」
「寝ちゃってますよ」
「狸寝入りじゃねぇのか」
「とりあえず、その少年の家に行ってみるわ」
「え、どうして。ほれこれ観てみろ」
伯父は望にパソコンを見せる。
するとそこには涼太のストーカーについて誹謗中傷が書かれていた。
「うわ、酷い」
「本当に酷いと思うか?」
たばこに火をつけながら望に訪ねる。
「このネットに書かれているストーカーの手口が本当なら人によっては殺されても仕方ないと思う人間がいるから、炎上しているんだろ」
「た、たしかにそうですね。でも人殺しはだめです」
「そりゃあな。でもそいつ…涼太だっけ?そいつがもしかしたら美奈子さんをいずれ殺す可能性も否定できない」
「空想でしょう、それは」
「まぁな、さてとどうしたもんかねぇ」
「なんか、あの家族が捕まって彼が成仏するのもなんかスッキリしません」
「だろう、やっぱりこいつが持ってくる案件は厄介事ばっかだ」
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