表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

62/178

涼太の罪

「よお」

私は乱暴に涼太の隣に座る。


望も涼太を挟むように座る。


「おい、おめぇストーカーじゃねぇか」


「はぁ!!何いってるんですか!!」

涼太が突然のことに苛立ちを見せる。


涼太を挟む様に座っていた望は頭を抱える。


「色々と調査したけどよ、デートなんてしてないだろ、いつもあの子の後を追ってただけだろ?」



「…」

涼太はうつむいたままだ。


「おい、なんとか言えよ」


その瞬間私の身体に衝撃が走った。


「えっ?」

一瞬何が起こったか理解できなかった。


「なんだ、ばれちゃったんですね」

涼太が私の腹部にナイフを刺した。


「て、てめぇ」

私の腹部から血がポタポタと落ちる。

私は思わず腹部を押さえるがどうにも出来ない。

くそ、痛みは感じるのか…そういえばこないだ蹴っ飛ばしたおっさんも鼻血を出してたっけな。


「由梨ちゃん!!」

望も何が起きたのか理解するのに時間がかかったようだ。


「大丈夫だ、深くねぇ」

私は望に言う。


「お前、それであの子を脅したんだろ」


「なんだそこまでわかってるんだ。そうだよ、お陰で一緒にデートをしてくれたよ」


「そんなのデートって言わないわよ。脅迫じゃない!!」

望が怒る。


「うるさい、あんたもこの人と同じように刺すぞ!!」


その瞬間、涼太の顔面に由梨の拳が入る。


「ぐわぁぁぁ」

涼太は顔面を両手で押さえる。

がら空きになった腹部にもう一発パンチをお見舞いする。


「ぐふっ」

涼太はその場に倒れ込む。


「お返しだ、バカ野郎。てめぇはそこで一生後悔しとけ。いくぞ、望」


「ちょっと、歩けるの?」


「大丈夫だよ」


私は望の肩を借りながら歩いた。


涼太が追って来ることはなかった。


お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ