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偵察

私達は美奈子の後を追う。


「それでどうするの?」

望が私の顔を見ながら言う。


「家に入って証拠を見つけるしかないだろうな」


「家にあるのかな」


「でも、隠せってことはさ、まだちゃんと隠してないんだろう、今しかチャンスはない」


そうこうしていると美奈子は家の前に立った。


ここがあいつの家かでけぇ家だな。


「あ、この家知ってる。たしかどこかの会社の社長の家だ」


「へぇ、社長の子供が犯人だったなんて大変だな」


「まだ、決まってないよ」

望が私を制する。


「ただいま」


「あら、早かったのね」


「うん、うちのクラスが変な現象が起きて臨時休校」


「変な現象って…?」


「あのストーカーの机がひっくり返って、あいつの椅子が勝手に動いて窓ガラスを割ったんだ。おまけに黒板に許さないって書かれたの」


「なにそれ、怖い話ね…呪い?」



「なぁなぁ、望。ここでも霊現象起こせばもっと追い込めるんじゃねぇか?」

私はニヤニヤと望に話しかける。


「もうよしなよ…」

望は呆れる。



「ばれてないでしょうね」


「「えっ」」


私と望は思わず顔を合わせる。


「うん、大丈夫だと思う。お兄ちゃんは?」


「勝なら、今庭に証拠を埋めているわ」


「そう、それならよかった。お父さんはなんか言ってた」


「勝とは当日一緒にいたって嘘のアリバイをするって言ってたわ、まぁ警察がここに来たらの話だけどね」



「…」


「家族ぐるみかよ」


「でも、家族ぐるみで殺しをしなきゃいけない程のことをあの子はしたのかな?」


「ストーカーか…あいつまだ何か隠してるのかな」


「行ってみる?」


「その前に証拠を隠してる場所を見とこうぜ」


私達より年上の男が必死に庭に穴を掘っている。


男は穴を堀り終えて、涼太を刺した包丁と着ていた服を捨てている。そして土を上から被せた。


「これで確定だな」


「そうだね、じゃあ涼太君のところに行ってみよう」


「ああ、でもどうやって話を切り出すか」


「うーん、私もどうしたらいいのか」


とりあえず、涼太のいる公園に向かう。


公園のベンチにぼけっと1人であいつは座っていた。


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