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戦闘開始

翌日、望に昨日の出来事を伝える。


「ええ、何で置いてったのよ!!」

そっちかよ。


「だってぐっすり寝てたからよ」


「それより本当にストーカーだったの?」


「それを確かめるためにあいつの学校に行ってみる」


「昨日死んだんなら、生徒たちの間で話題になってるだろ」


「それを盗み聞きするのね」


「嫌な言い方するなよ」


「善は急げよ、行きましょう」


「おお、なんだかやる気だな。望」


「だって、あんなに真剣に聞いたのにストーカーとかふざけんな」


「おいおい、まだ決まったわけじゃねぇぞ」


「伯父さんはどうすんの?」

私は念のため伯父に聞いてみる。


「あ?俺は今回は関係ないだろ?ニュースで犯人が捕まったら教えてやるよ」


「了解」


私達は学校に向かった。


「よし、ここだな」


「門が空いてないよ」


「よじ登るしかねぇだろ」


私は門を登り始める。


「ちょっとパンツ丸見えよ」


「どうせ誰もみえないからいいんだよ。おい早くしろよ」

私は門の上から手を伸ばす


「よいしょっと」


「よし、潜入成功だな」


「そうだね」


「なぁ、あいつのクラスどこだ?」


「聞いてないよ。でも1年生でしょ。一つ一つクラスをあたって机に花でも置いてあればそこのクラスってことよね」


「なぁ、ちょっと落ち着いたら?」


「私はいつも通りよ」


「ほんとかねぇ」


私たちは一つ一つクラスを覗いていく。


「由梨ちゃん、こっち来て」


私は急いで望の方に向かう。


「うわ、ひでえな」


机の上にはぐちゃぐちゃになった花と机に色々と侮辱した言葉が掘られていた。


「あいつの机みたいだな」


「いじめられてたのかな」


「いや、ストーカー行為してたのならこういう扱い受けても仕方ねぇ気もするけど」


すると一人の女子の声が聞こえる。


「あ、美奈子。よかったね。あいつが死んで」


「ほんとよ、いつもあいつにつけられててホントにキモかった。だって、ファーストフード店に1人で行ったらいつの間にか近くにいたり、映画を観に行ったら少し離れたところにいるし、犬の散歩してたら、きづいたら後ろにいるし…それに…ああ思い出してもキモいキモい」


「でも、誰が殺したのかね」


「さ、さあ。早く捕まってほしいわね」



「…」


「やっぱりストーカーだったか、おい望?」


「ねぇ、何だかおかしくない?」


「ん?何が」

私は涼太の机の中を覗きながら聞く。


「あのストーカー被害者の子…」


「ああ、あれだろ。事件に関わってんだろ」

私があっさり言うもんだから望は言葉を失う。


「え、なんでわかったの?」


「犯人の話しになった途端に饒舌だった舌が止まったから」


「私の予想だけど、犯人は兄貴か、その家族だな。それを指示したのはあの子だろ」


「そうなの?それよりさっきから何してるの?」


「んー、何かないかなぁって」


「何もないでしょ」


「そうだな、よいしょっと」

私はゆっくりと立ち上がって涼太の机を掴む。


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