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犯人は

「ただいま」


「よお、帰ってきたか。望ちゃんも一緒か?」

伯父がこっちを見ながら話しかける。


「いますよ、おじさん。見えないだろうけど」


「一緒だよ、それより通り魔事件のニュースやってる?」


「ああ、大騒ぎだぜ、このたいして大きくない市で起きた事件だからな」


私はテレビをつける。


確かにどこのチャンネルをみても報道している。


「まだ犯人捕まってないんだ」


「ああ、でも防犯カメラもあるし時期に捕まるだろ…もしかしてまた関わってるのか。おまえ」


「てへ」

私はベロをだしておどけて見せた。


「てへじゃねぇよ」

伯父は呆れる。


「被害者の中坊と会ったよ」

さっそく、事件の話を進める。


「へぇ、どうせそいつの相手は望ちゃんに任せたんだろ」


「うっ」


「おじさんするどいね」

望は感心する。


「望は黙ってろ」


「図星か」


「で、何だって?」


「何か、仲良しの女子に告白しようとしたら事件に巻き込まれたんだって、それが未練なのかね」


「ざっくりだなぁ」

望は呆れる。


「その女の子に兄妹はいるのか?」


「ああ、やっぱりそうなるよね」


「兄貴でも入ればそいつが犯人かもな。言わゆるシスコンってやつ」


「私もその線が一番怪しいと思ってる」


望が伯父と私の会話を交互に見ながら混乱している。


「2人ともすごいね。探偵みたい」


「兄貴がいればの話だよ。いなかった場合。その女子に好意を持ってたやつに殺されたとかじゃないの」


「まぁ、黙ってても今回の事件はすぐに方がつくかもな」

伯父はタバコに火をつける。


「そうだね、行くぞ望」

私たちは部屋に入る。


「ねぇ、本当に犯人はその二択なの?」


「ん?涼太から何か聞いたの?」


「うーん、基本その女の子との甘酸っぱい青春の話を聞かされたよ」

望は思い出してまたキュンキュンしている。


「でもあいつ、異世界なんちゃらとか言ってるし、顔も冴えないし、本当にその子と仲良かったのか?あ、その女もそういうやつなのかな」


「言いたい放題だなぁ。まぁ、珍しいことではないよね。由梨ちゃんに分かりやすいようにいうと、オタク同士気が合う感じかな」


「なるほどね…っといつの間にかこんな時間じゃねぇか。私は寝る」

私は布団をひいてさっさと寝る準備を始めた。


「じゃあ私も」


1時間後…


「…」


私は望が寝ているのを確認して、部屋を出た。


さてと。行きますか。


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