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捜査開始

私は現場に向かう前に少しニュースを見直す。


「…他の被害者は切り傷程度…涼太だけ滅多刺しか…これはきな臭いな」


あいつ何か隠してるな。


とりあえず事件現場に向かう。マスコミがこぞって報道をしている。


鬱陶しいな。現場に入っていく。

おお、凄い血だな。これは涼太のものだろう。

やっぱりこれは涼太を殺すために通り魔を装った感じだな。


これは…何となくだけどすぐに犯人は捕まりそうだな。

私は事件現場を後にした。



「よお、話しは終わったか」

涼太は成仏してない。


「まぁ、大体」


「おい、涼太。私たちは今日は帰るわ」


「え、はい」


「また気が向いたら来てやるよ」


「いいの由梨ちゃん」

私は黙って頷く。


そして、私たちは公園を後にする。


「で、何だって?」


「うん、告白しようとした女の子の話を聞いてたらキュンキュンしちゃった」


「へ、へぇ」


「なんでも、中学入ってからお互い意識してたみたいよ」


「ほんとかよ、あいつの妄想じゃなくて?」


「ううん、一緒に出掛けたりしてたみたいだよ」


「そうなんだ、よくわかんねぇな。そんなのめんどくさそう」


「デートみたいなことはしてたけど、告白はしてなかったなんて、甘酸っぱいじゃない」

望は頬に手を当ててる。


「それより、相手の女。名前とか聞いた?」


「え、うん。もしかしてその子を疑ってるの?」


「いや、違う。その子に兄妹がいるかがポイントだよ」


「もしかして…」


「そういうことだよ、現場に行ったけど涼太だけ滅多刺しだって。おそらく怨恨。周りの被害者はついてないな」


「でも相手の子に兄妹がいればの話だよね?」


「そう、だからこれからその女の家に行く」


「場所まで聞いてないよ。名前は聞いたけど」


「じゃあ、学校で待ち伏せするか」


「わかるの?」


「あいつの制服に名札付いてたろ、校門前ではってればいつか見つけられるだろ」


「でもショックで学校いってないんじゃない」


「…それもそうか」


「私、涼太くんに家聞いてこようかな」


「明日にしよう、もしかしたら時間を開けたら犯人が捕まるかもしれないし」


「そうね」


さっき別行動をとってしまったが望を襲ったあの親父が成仏してるかもわからないのに迂闊だったな。

私はそんなことを考えながら家に向かう。


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