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真相

ドアが勢いよく開いた。

由梨が呆然と立ち尽くしていた。


俺は由梨の目線の先を見る…

「遅かったか…」


「伯父さん。伯父さん」

由梨が俺にに抱きついてきたが、もちろん触れてやることはできない。

「なんてこった。これは…健二がやったのか?」


「とめられなかった。どうしようもできなかった」

由梨は涙ながらに訴える。


「お前のせいじゃない。悪いのは・・・この母親と健二。そして小百合だよ」

俺は由梨に落ち着くように言う。


その後、俺の通報で前回の刑事がきた。

「言っておくが、俺が犯人じゃねえぞ」

念のため刑事に言っておく。


「分かってますよ。さすがに疑いません。犯人はこれから捜査していきますから」


しかし、犯人は見つかることは絶対にない。もうこの世にいないのだから。


もしかしたらこの世で解決していない殺人事件には人ではないものからの裁きで殺された人間もいるのだろうか…俺はがらにもないことを考えてしまった。

そんなことより、このまま由梨をここにいさせるわけには行かない。


「帰るぞ」

俺は由梨に声をかける。

由梨は泣きじゃくりながら車に乗る。

子供にはキツイ事件だった。

しかも殺害現場まで見せてしまった。

これは俺の完全なミスだった。もう少し早くこの事件の真相に気づいていれば。

そしてその真相は由梨には言えない…

あのたった今殺された母親にも生命保険がかかっていたのだ。受取人は…あの祖母だ。

結局誰が黒幕だったのだろうか…

この世界はやるせないことばかりだ。

俺はタバコをふかしながら車を走らせた。


お読みいただいてありがとうございます。ブックマークや、評価いただけるとうれしいです。


ケース2はこれで終了になります。


ケース3に向けてがんばります

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