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情報の整理

「伯父さん遅いよ」

やっと帰ってきた伯父に私は言った。


「青森からすっ飛ばして帰ってきたんだ、しかたねぇだろ」


「それで証拠は?」

私は伯父が椅子に座るなり聞く。


「母親の家は今祖母に世話してもらっているようだ。そこであったよ。トリカブトの花が」


やっぱり父親も毒殺されたのか…


「私もあのあと本人にきいてみたんだ、最後に食べたのはトリカブトが入った鍋だって。もちろん本人はトリカブトとは知らなかったみたいだけど」


「祖母に聞いたら父親の保険金が入ってからは結構いい暮らしをしていたそうだ。なんだかとても信頼できる生保レディのおかげだと言っていたよ。それでその保険の書類をみせてもらったらよ。担当はあの安藤小百合だ」

なんてことだ。安藤小百合は自分の子供だけでなく斎藤さんの母親もけしかけてお金を手に入れてたのか。

「でも、二人はどうやって知り合ったのかな」


「ばあさんの話によると、小百合は斎藤健二の兄貴と同級生らしくてな、ある日なかなか契約がとれなくてと訪ねてきたらしい」


「でもそれだけで自分の旦那を殺す?」

「夫婦関係はうまくいっていなかったらしい。それどころか母親には愛人がいたってうわさもあったらしいぞ」

これは事実なのか?事実だとしたらなんて恐ろしいことなのだろうか。


「じゃあ。二人は保険金を分け合って、またお金が足りなくなって今度は健二さんを殺したってこと」


「証拠はないが恐らくそうだろう」

しかしひとつ疑問が残る


「ねえ、でもなんで弟の健二さんなの。小百合の同級生のお兄さんは生きているの?」

「兄貴は死んでるよ。5年前にな。兄貴は小百合の前夫だ」


「何だかもう訳がわからなくなってきたよ」

私の思考はもう限界に近かった。


「もう休め。あまりにも複雑すぎるから俺も今日はさっさと休みたい」


「そうするよ、お休み」

私は部屋に入っていった。


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