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終われない

真奈美が目を覚ますと、刑事たちが真奈美を囲んでいる。


「動くな、少しでも動いたらどうなるかわかっているな」

刑事の1人が拳銃を構えている。


私はその様子を黙って見ている。

まさか本当に発砲なんかしないよな?


「くっ」

真奈美は状況を理解したようだ。


「相良真奈美さんですね?」

刑事の1人が拳銃を構える刑事を振り払って確認のため名前を訪ねる。


「…」


「君を高校連続殺傷事件の容疑者として逮捕する」


「…」

真奈美はまだ何が起きたのかわかっていないようだ。


「この袋の中身についても話してもらいますよ」


「…」


「黙秘を続けるつもりですか」


真奈美は手錠をかけられパトカーに乗せられる。


私はそれについていくように外に出た。

これでまず1つ。


私はふと人の気配を感じて辺りを見回す。

あの男がこちらを覗いている。


「何で、こんなことに…早く実行にうつさねば」


男は走って森の中に入っていく。


今は追いかけなくていいか。


30分位たってから伯父がやって来た。


「やっほー、伯父さん」


「やっほーじゃねぇよ」

伯父はタバコを咥えながら車から降りてくる。


「連続殺人鬼が捕まったんだって?」


「そうそう、私の一撃が決まって気絶させてやったぜ」

私はその時の様子を手振りを交えて話す。


「結局、首を突っ込んじまったな…てかよ、あんなことして大丈夫なのか、死人は生きてるものに手を出すなってお前の理屈は」

伯父の言う通り亡き者が生きている者に手を掛けて消えていったのを私も覚えている。しかし…


「私は逮捕のきっかけを作っただけよ、あとあの子も助けられたし…だから大丈夫っしょ」


「そういうもんかねぇ」

伯父は空を見上げながらタバコをふかす。


「でも、こんなことになるならもっと早く助けてあげればよかったよ」


「まぁ、どちらにしてもまだ終わってなさそうだが…これ以上は無理だぞ」


「うん、ありがとう。伯父さん」


「じゃあ、帰るぞ」

私は立ち止まる。


「おい」


「ごめん、伯父さん。まだ1人捕まえないといけない男がいるから」


「はぁ、そいつが1番厄介なんじゃねぇか?」


「うん、だからもう少しここにいさせて。直接私が手を掛けるようなことはしないからさ」


「…仕方ねぇ、俺は近くに待機してるから何かあったら連絡しろ」


「はい、わかりました」


「ったく、調子がいいな。じゃあな」


伯父は車に乗って走り去った。


さて、あの男の行方を追わないとだな。

しかし、どこに向かったのか…


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