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“ヒロイン”に転生した私は、“悪役令嬢のモブ従者”に溺愛される!?  作者: ぴよこ組
第二章 予言された聖女と呪われた図書館
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番外編 世界王族会議①

友達とのコラボ企画です。

完全に本編が解決した10年後のお話なので、ネタバレが少々あります。読まなくても支障はないので、まだ知りたくないよ~という方はスルーしてください。

 




 とある日の休日、いつも通り王宮に集まり、私達四人は他愛のない話をしていた。前に一度保管庫を探しに王宮に来てから、専らここで集まるようになったのだ。

 話題は、この国の王と王妃……つまりエドワードの両親……そして、彼らが行っている旅行(外交)のこと。10年に一度、世界各国から国の要心が集まることになっている、世界王族会議の事について話している。



「船で世界一周だっけ?あ、将来イブも行くことになるんじゃない?わぁー、ロマンティック……」


 王族や、関係者しか乗ることのできない世界一周クルーズ船。勿論、美味しい料理も出るみたい……いいなぁ、イブ、お妃様として食べれるんだよね。


「なぜ私が……エドが行く事になるのでしょう?私は関係ありませんわ」


「えー、そうかなぁ?私はそう思わないけど。ねぇ、エドワード?」


 私はエドワードの耳元でこそっと、「将来はイブと結婚するもんね。」とささやいた。


「あはは、どうだろうね……。」


 エドワードも、黙ってはいない。私の耳元で「うるさい、少し黙っていろ」と返した。私達はニヤリと笑って本題に戻る。


「でー?基本的に船ではどんなことをするの?」


「ずっと気を張っておかないといけないらしい。それに、観光じゃなくて堅苦しい話し合いがメインと言っていた。」


「うっ……それはちょっと大変かも」


 私の猫はすぐに引っ張り出せるけど、すぐに引っ込むという欠点つきだ。


「そうだよね、俺も真っ平ごめんだな。俺はお嬢様やエドワードみたいに猫かぶりが上手くないから。マリーと陸地で見学しておくよ。」


「レオ、そうだね。私達はお土産話だけでいいや。イブ、またいつか聞かせてね?ふふっ」


「だから、マリー冗談が過ぎますわよ。ただの公爵令嬢の私は乗れませんわ。」


 イブの一言で、エドワードの表情が悲しそうな、でも真剣な顔に変わる。


「イブ、君さえ良いなら______……将来僕と一緒に乗ることも考えてもらえないか……?」


 エドワードのやっと紡ぎだした声は、とても小さいけれど、はっきりと聞こえる声だった。


「……え?」


 イブは予想外とでも言うようにポカンとした顔をする。


「レオ、私達はお邪魔みたい。外に出ようか」


「ああ、そうだね。」


 私達はクスリと笑って、音をたてて二人の世界を潰さないように外に出る。

 私は友人の幸せな報告を受けるのは何時間後のことだろうかと楽しみにしながら王宮の庭をレオと散歩することにした。



 そして、私が言ったようにイブとエドワードは10年後、その船に乗ることとなる。


 でも、予想外なことがひとつ。

 それは、私とレオ……関係のない公爵夫婦が一緒に乗船することである。





 ♡◇♤♧





「なんで俺達が……新婚旅行もまだなんだぞ……?なぜその前に世界一周クルージング旅行に……」


 私達は今、世界王族会議の開かれるクルージング船が停泊している港に来ている。

 なぜ公爵夫人の私まで行く必要があるのだと言いたいだろうが、答えは明白、私達も乗船チケットを貰ったからだ。私も食べたことのない外国の美味しいものが食べられるならと二つ返事でOKした。


「まあまあ、仕方がないだろう。君の奥さんも、このクルージング旅行に乗り気だし、僕の奥さんもその方が心強いだろう。_______それに僕たちは、どんなときも共に支え合ってきた仲間だろう?今までは僕たちが協力してやったんだ、今度は君が協力しても良いと思うけどな。」


「_____チッ。エドワード、お前覚えておけよ。帰ったら、大臣のじいさんにお前の仕事を増やしてもらうからな!」


「あはは!それは困るな!」


 前には、エドワードを睨み付けるレオと、エドワードの大層愉快そうな顔が見える。



 _______エドワードも、レオも、年々仲良くなっていて嬉しい限りだ。ただ少し、レオが怒っている気もしなくはないけれど。



「イブ、楽しみだね!」


「うふふ、そうですわね。私、マリーが一緒に来てくれるお陰で安心して過ごせそうですわ。」


「それは良かった!」



 ♡◇



「乗船チケットはお持ちですか?」


「はい。」


 返事をして、お気に入りのクラッチバックから乗船チケットを取り出す。

 このとても高価そうな乗船チケットには、『セイレーンの瞳』という名の世界一のサファイアが描かれている。とても大きく、ギザギザとした攻撃力のありそうなこのサファイアが、船に強い結界を張って私達を守ってくれるらしい。ありがとう、よろしくね、サファイア。



「では、快適な船旅を。」


「ありがとう。」



 係員から乗船チケットの半券を受け取って、世界一大きく、豪華な船に乗り組む。

 私達はこれから始まる長い船旅に対する大きな期待に胸を踊らせ、お互いに顔を見て笑い合った。




タイタニックを見ていたら書きたくなった、船のお話です。

沈没はしないのでご安心を(。・ω・。)ゞ 笑


コラボ相手のURLはこちら↓

https://ncode.syosetu.com/n6898fz/26/

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