第二十四話 人は見かけによらぬもの
以前時間経過時に使っていたお花みたいなマークが、スマホを変えたことでなくなってしまいました。これからは♡◇♤♧このマークに致します(*^^*)
_____カツカツカツ
先生はスタスタと前を歩いていく。ヒールの音が廊下に響いて
怒って……ますか?その一言がどうしても言い出せない。怖いんだもん。
スイは、私のまわりをクルクル、ふわふわと飛び回る。それだけでなく、キューピットみたいに弓を引く真似や、変顔まで披露するのだ。
何度笑いかけたことか……きっとスイなりに、落ち込んでいる私を励まそうとしてくれているのだろう。でも、今笑ったら余計に怒られる……堪えなくては。
「ふふっ……」
しまった。笑っちゃった!!だって、スイがおしりを私の前で、フリフリするから可愛くて!!
ガラガラガラガラッ
「クリスティさんもお入りなさい。」
「は、はいっ。」
どうやら、笑い声が小さかったお陰で先生は気がつかなかったようだ。あぶなーい。私は、スイに静かにしてねと合図を送って、先生の言う通り案内された部屋に入った。
叱り部屋だろうか、窓はない。私どれくらい説教されるの………?
♡◇♤♧
「えっと、ここは?」
そう、入った先は、色々な服がある部屋らしい。初等部の制服から高等部までの制服、夜会ドレスや普段着ドレス、パジャマまである。
え、なんで?私を叱るんじゃないの?
「ここはねぇ、あなたみたいな、魔法や戦闘授業で失敗して服を着ていられなくなった人に貸し出す用の服がおいてある部屋なのよ。今年はあなたが一番乗りね。」
そう言って、ふわりと微笑むロシャード先生。
あれ?先生って、そんな先生だった?もっと大激怒からのそのまま廊下で立っていなさい!とか言われるものかと思っていた。今なら聞けそうだ。
「先生、怒っていないんですか?」
「あら、怒っていると思っていたからあんなに萎縮していたの?大丈夫よ、そんなことで怒っていたら教師なんてしていられないわ。真面目に取り組んだ結果なら怒りませんよ。加護精霊取得、おめでとうございます。」
先生はケラケラと笑ってそうか、そうだったのね、と呟く。
「じゃあ先生、眉間のシワは?」
「あらやだ!またよってた?最近目が悪くて、つい顔をしかめちゃうの。スイさん?だったかしら?小さいもんだからなかなかピントが合わなくて………ごめんなさいねぇ、老化に回復魔法は使えないから、あははっ」
「あはははっ!」
なんだ、怒ってない上に、スイの事を見ようとしてくれていて、私の着替えまで……それに先生面白い。
ゴーン……ゴーン……
授業終了のチャイムがなった。
「老化の事はみんなに内緒よ、あー、恥ずかしい。さあ、早く着替えちゃいなさい。私は戻りますね。カギ、ここにおいておきますから、戸締まり、お願いします。」
「はい!ありがとうございます」
私は、誤解が解けてスッキリ。ニコニコと先生を見送った。
なんだ、全然怖くないじゃん。私、ロシャード先生結構好きだな。
「さあスイ、着替えようか。」
「そーだね、おねーちゃんごめんね、僕のせいでびしょびしょになっちゃった。それに、あの先生悪い人じゃなかったね。」
「うーん、そうだね。人は見かけによらないって知れたから良いとしよう!」
「うん!」
早く着替えないと、次の授業が始まってしまう。
「急げ私!大変だ!」
♡◇♤♧♡◇♤♧
授業が終わって、俺はすぐにマリーの教室へ向かった。嫌な予感がしたのだ。それに、アイザックは今日また会いに来ると言った。あぁ、不安しかない。
「マーリーッ!今日は来るの早かったでしょう?チャイムの少し前に授業が終わったんだ!」
俺は、この教室にいるはずのマリーに声をかけながら扉を開けた。いつもなら扉の前で待っているはずのマリーが、今日はいない。
「レオナルド!!マリーが!マリーが、ロシャード先生に連れていかれて、2人ともまだ戻ってきていません!」
マリーの代わりにお嬢様が駆け寄ってきた。
ロシャード先生って、あの怖いで有名な魔法授業の顧問?なんでそんなヤツにマリーが?
「なぜ連れていかれたんですか?簡単に説明をお願いします。」
俺はにっこりと微笑んで説明を願う。
後ろでマリーのクラスメートの、きゃあきゃあと言う声が聞こえるが、はっきり言って邪魔だ……、そんなに騒いで何になるのか……説明をしないなら失せろ。
「まあ、そんなにピリピリしないで。僕が説明してあげよう。」
「ああ、手短に頼む。」
エドワードならポイントだけを説明してくれるだろう。要らない話が無いのはありがたい。
「マリアが水の精霊に気に入られて、今日の授業であった<手の中に水を溜める>事をやり過ぎた結果が ……あれだよ、あの水溜まり、マリアが作ったんだ」
「へぇ、それで先生に連れていかれたと?」
「そうだよ、そこのドアを出て右の方に連れていかれたと思う。」
「ありがとう、助かった。行ってくる。」
やはり持つべきものは友人だろう。
♡◇♤♧
「マリー!」
俺は言われた方向にずっと走っている。
マリーはおろか、ロシャード先生まで見かけない。でも、授業の途中だったのだから確実にこの道を行けば、教室に戻る先生に会うだろう。
______ガラガラガラガラッ
ロシャード先生!!一番突き当たりの部屋から出てきてこちらに歩いてくるのは確実にロシャード先生だ。
「こんにちは!いきなりですが、マリーは!?」
「クリスティさん?それなら……ダメですよ、今は行ってはいけません。」
まさか、マリーが閉じ込められて泣かされてるんじゃ……!
「それは無理な話です!先生に怒られても俺は行きますよ!」
「あ、ちょっと!お待ちなさい!私が怒るのではありません………
俺はマリーを助けようと、止める先生の手を振り切って部屋の方へ走り、扉を開ける。
「マリー!だいじょ……」
「え?レオ……きゃあ!?」
中には服がたくさんあって……
やっぱりマリーがいて……
「え、うわ!ごめ……
予想外なことが1つ、マリーは着替え中だった。
____ガン!
まだあったらしい、水の妖精は凶暴だ。
俺は頭を水の妖精にキックされて気を失った。
スマホの機種を変えたら未だに慣れず……( TДT)
何度も書いたものを誤って消してしまいました。
難しいですね、電子機器は。




