第十九話 蘇る神の記憶
いきなりなのですが、いつもご愛読してくださっている皆様に、お願いがあります!
作者の能力向上のために、協力してくださいませんか?これまでの感想をお聞かせ願いたいのです。どんなことでもいいです、一言でも、二言でも……(。>д<)
あと、更新時間は何時がいいなぁとかあれば、お聞かせ願いたいです……よろしくお願いします!
「……聞いてくれる……?僕達の話……」
僕はそう言って話し始めた。
人間に言うべき事ではないと分かってはいる。
だけど、実害が出ている以上このまま秘密にしておくわけにもいかない。
__それに、僕はもう後悔はしたくないんだ。
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「僕達には、もう一人親友がいたんだ。仲良し3人組でね、ウラノス、アイテール、そして僕たちと同じ天空神の、アトラス。そのなかでも、ウラノスは天空全てを司る神。僕は光と大気の神。アトラスは空が落ちないように、永遠に支え続ける使命を持った神だった。」
アトラス……さん?
空が落ちないように支える神……
「毎日3人で遊んでな。いろんな世界を空から見てまわった。たまに、世界を自分達で作り上げたりとかしてな……マリア、俺らが出会った場所覚えてるか?白い街……あれも俺らが作った秘密基地やねん。」
あの白い街……あそこは本当に綺麗で……優しい街だった。行けたらもう一度行きたいけれど、神じゃないと入れないんだろうなと思う。
「でも、僕のせいで……僕が僕の父に会いに行きたいといったから……」
「アイテールのせいじゃない!あれは……仕方がないことやった。アイツのせいや。アトラスも、人一倍、心が弱くて……うぅ。」
ウラノスは泣き出してしまった。アイテールのお父さんのせい……?
「僕の父はね、エレボスというんだ。僕は、上天の光明と呼ばれるんだけどね、父さんは地下の暗黒と呼ばれていた。暗黒の神だったんだよ。僕がある日、自分の父に会いに行きたいと2人に言ってね。2人とも快く行こうと言ってくれたんだ。」
「それで……?」
「父は僕達を歓迎して迎え入れてくれてね、もっと追い出したりするのかと思っていたから、僕達はビックリしたのを覚えている。その時に気がつくべきだったんだ……父は宴を開いてくれてね、僕とアイテールはその途中で眠ってしまった。睡眠薬か何かを食事に入れられていたんだと思う。起きたときには……アトラスの様子が変だった。」
「アトラス……俺たちが起きたときから、俺達を疑うような、見定めるような目をたまにするようになってな。本人に聞いてもそんな事ない、それしか言わんくて。」
きっと、エレボスになにか言われたんだ……
「親友の、そんな事ないって言葉を信じて……アトラスはきっと僕達のことをわかってくれてるって思い込んで、追及しなかったんだ。」
「それがああなるとは、思ってなかった……」
「そうだね。それからしばらくした頃、アトラスが急に僕達に向かって泣き叫んだんだ。『君たちは僕のことなんか必要ないんだろ!そう思っていることを後悔させてやる!』ってね。アトラスはそれまで僕達が何をしても怒ることはなかった。当然そうやって叫ぶことも初めてだったよ。」
「ビックリすることは、それだけじゃなかった。」
「アトラスは、黒いナイフで自分の胸を刺した……そしたら、みるみるアトラスの体や髪が黒くなっていって……彼は堕転して……堕転神になってしまったんだ。黒い姿でニヤリと笑って姿を消した事……もう1000年以上昔の事だけど、鮮明に残ってるよ」
「初めてみる堕転神が友の変わり果てた姿だとは思ってなかったな……アトラスが支えていた空は下がっていってな……結局その世界は終わってしまった。」
「それからというもの、アトラスは僕達が作る世界を潰しにくるんだ。そして今回も……。図書館館長事件を引き起こしたのはアトラスだよ」
「でも……俺達はアトラスを殺したくて探してる訳じゃない。一度、堕転してまうともう戻られへんけど……アトラスはまだ全て堕転したわけじゃないねん!」
??
__堕転したんでしょ?自分達で言ったんだよ?
「どういう事?」
「白い街……俺らが作ったって言うたやろ、あそこの空は落ちてきてない。俺が街をつくって、アイテールが草花を育てた。あそこに空があるのは堕転する前の、優しいアトラスの力が残っているから……。」
「僕達はあそこも潰れてしまう前に__アトラスが本当に堕転してしまう前に、アトラスを捕まえて、誤解を解きたい。僕達がキミについてこの世界に来たのも、半分この為なんだ。空からじゃ何もできないから……。全力を尽くしても、元に戻らないのなら、もう………」
…………打つ手がない?
「あと10年。ゼウスがこの前の会議で、次の会議までにアトラスをどうにかしやんと処分するって決めたんや。実際、この世界自体が10年持つか、わからん。これまで、アトラスが動き始めてから4、5年しか持ってない。この前マリアが図書室で変な事があったと聞いて、まさかとは思ったんだがな……アトラスが動き始めた。」
「じゃあ……はやくアトラスを捕まえないと……この世界もあと5年……?」
「そうなるね……ごめんね、僕のせいで、キミをまた幸せにできないかもしれない。それに、アトラスを捕まえたとして、元に戻せたとしてもアトラスが撒いた種は戻らないんだ。図書館館長は堕転に失敗して死んでしまったけど、怨念として旧図書館に残っている。他にもアトラスが種を撒いていたとしたら……取り返しがつかないことになってしまう。」
館長は堕転に失敗した、怨念……
堕転に成功して生き長らえているいる人がいるとしたら……
間違いなく壊されてしまう。怨念だけでも旧図書館を廃館に持ち込めるんだ。
それがもし堕転していたら__
「マリーの力でどうにかできないかな?堕転した人は浄化できないかもしれないけど、怨念くらいなら聖女の力でなんとか浄化できないかな?この話を俺達にしたのは、手伝えることがあるからだよね?」
ずっと黙って話を聞いていたレオが口を開いた
私の力で?
「ああ。やっぱりキミは勘がいいね。マリア、僕たちとこの世界を救う手伝いをしてくれないか?レオナルドも、エドワードも、イブちゃんも……。どうか……お願いします。」
「俺からも……お願いしますっ」
アイテールとウラノスが私たちに頭を下げる。
__私達は互いに顔を見合わせてニッコリと笑った。
「いいよ。力を合わせてこの世界を救おう。アトラス君も……元に戻そう。」
「「皆、ありがとう………」」
__こうして私達は、2人の神と共に、数年にも及ぶ危険な賭けに出ることになった。
マリアの能力を使うときが来たっ!!
いざ出陣。笑笑




