閑話 僕の彼女は世界一可愛い
ブックマークがついに100件越えたっ!
1日一歩ずつ、毎日1人増えれば良い!と思っていたので、もう少しかかるかと思ってました……
めちゃくちゃ嬉しい(泣)
これからもよろしくお願いいたします!
エドワード視点です
今日は、イブ達が家に来る。
イブとレオナルドは昨日階段から落とされたばかりなのに大丈夫なのかと聞いたけれど、「あまり痛くないから大丈夫」と、断られたし……本当に大丈夫なのか?
心配をしても、来るものは来るのだ。僕は急いで支度を整えて、来る時間の1時間前には窓際でスタンバイしてしまった。
あーあ、イブ、あの服着て来てくれるかなぁ。あれは、絶対似合う。
本当にマリアは良い仕事をしてくれたな。
あれから少し付け加えたりしたけど変な風にはなってないよな……どこの店舗の店員も、僕が選ぶと「良いですね」しか言わないから僕の趣味が良いのか、お世辞なのかがわからない。
特別扱いなんて要らないのに。王太子だとしても、ただの客として店に行っているのだから……
その点で、イブとマリアは良い。
身分が近いからか、多少の遠慮はあっても同じ位置で話ができる。
イブは、やはりマリアが言っていたツンデレというやつなのだろうか。僕のことを全否定するくせに、僕が詰め寄ると照れて顔を赤くする。
言葉と行動が違うのだ。
冷たい言葉をかけられると落ち込むが、そのあとに伸びてくる彼女の手は温かく優しい。彼女なりに謝っているのだろうと思う。
僕はそのギャップに魅せられた男のうちの一人だ。
マリアは僕の知らないことをたくさん教えてくれる。イブの情報をくれたり、デートに良い店を教えてくれたり、僕の知らない言葉も教えてくれる。それに、聖女の能力は興味深い。
マリアと関わるようになってから毎日忙しくなったが、面白いことばかりで退屈しない。
今日だって自分の家のまだ知らない部分を探して足を踏み入れるのだ。実は昨日からずっとワクワクしている。
レオナルドは……アイツは凄いな。
身分は正反対なのに、どこまでも自然に入ってくる。不敬罪もいいところの時もあるくらいなのに、誰も罰したりしない。罰したいと思えないのだ。
気づけばイブの従者というのも忘れて、ただの友人と化している。
アイツは大物になるぞ。将来、僕の横で仕事をしてるんじゃないのか、そう思わせる何かがある。
何はともあれこれから先、暇することは無さそうだ。
*
*
*
「ご友人が到着されましたよ!開門いたしますね。」
うちのメイドが僕に声をかける。
「ああ、開門してくれ。」
俺の指示と共に門が開く。
ここから見ると門も、入ってきた馬車もミニチュアのよう。
だが、実際の門は30メートルほどあるし、馬車も公爵家の馬車なのだからある程度でかい。
ここまで来るにはまだまだ時間がかかりそうだ、早くイブの顔がみたいな。
「リーク、客室の準備はできているか?」
「できてますよぉー」
「お前、王宮では脱力すんな。気合い入れないと父上にクビにされるぞ……」
「大丈夫ですよ、多分直前でエドワード様が守ってくださるでしょう?」
謎の信頼……
「僕が守らなかったらどうするんだ。」
「大丈夫ですよ、百パーセント守ってくださります。あなたはそういう人ですから。」
そう言ってへにゃりと笑うリーク………………はぁ。
「やめろ、気持ち悪い。わかったよ、好きなだけ脱力しとけ。」
「よっしゃあー、じゃあ、そうさせていただきますね!」
リークはその辺の床に座り込みだした。
「ちょ、おい!そういう事じゃないだろ!」
「あはは!冗談ですよ、本当にからかいがいがありますよね。」
サッと立ってそう言う彼は、本気で楽しそうだ。
「ほんっとにお前は……僕は一応王太子だからな。忘れるなよ?」
「あははー、じゃあ僕向こうで仕事があるんで!」
そう言ってリークは廊下へ出ていった。
…………アイツ、レオナルドよりもひどいよな、もうおかしいレベルだよな。主人をからかう護衛ってどうなんだ、あれは。
呆れながらも、あれはあれで面白いかと思ってしまう自分がいる。もしかして僕は寛大なのでは?そんなこともないか、普通だな。
そんなことを考えながらも、窓の向こうに視線を戻す。あ、もう馬車がしっかり見えるくらいまで近づいてきている。
僕が今、手を振ったらイブは気がつくだろうか。
まあ、気づかないだろうけど……
そう思いながらも手を振ると……イブっ!!
ああああー、もう可愛い。すぐに気がついたぞ、凄い、本当に凄くないか?服はあまり見えないけれど多分僕が選んだ服だ。
もう可愛いぃぃぃ。
僕は一瞬で玄関の方にダッシュした。
*
*
*
「おはよう!」
「「「おはようございます」」」
取り敢えずこの可愛いイブを褒めないと!
あああ、可愛い。
やっぱりイブはAラインが似合うな、スタイルのよさがでる。
白い生地に、スカートの裾だけ赤い糸で刺繍をしてもらって、良かった。メリハリがついている。
今回ボタンとして使ったパールも、イブの髪と合っていて可愛い。
「イブ、今日も可愛いよ。」
「ありがとうございます?」
「その服、着てくれたんだね!嬉しい。」
「別に着たくて着たわけじゃありませんわ。ただ着ないのは勿体ないと思ったから……」
イブはそう言うけれど、少し赤くなったその顔が「本当は着たくて着たのだ」と言っているように思える。
「ふふ、そっか。イブは高い位置でのポニーテールが似合うね!さらさらの長い髪が目立って綺麗だよ。」
「………ありがとうございます。」
「そのネックレスも、この前僕が送っておいたものだね、気に入ってくれたのかな?」
「こ、これは丁度この服に合うものがこれしかなくて!」
しらを切るイブ。
「へぇー、そうなのか。靴は新しく買い換えたのに?」
「!なんでそれを……」
「君の従者情報だよ~。君の従者は僕の友人でもあるのでね。」
「………レオナルド。」
「あはは!プレゼントが被るといけないと思って……へへ!」
「はぁ……そうですわよ。つけたかったからつけたのです。悪いですか?」
「いや、悪くない。むしろ嬉しいな。」
「__っ!」
口をパクパクしながらそっぽを向くイブ。
なんだこの可愛い生き物は。
「普段はしないのに、今日は薄くメイクもしたんだね。楽しみにしてくれていたと捉えてもいいかな?」
「………もう、ご勝手にどうぞ!」
「あはは、それじゃあ行こうか。」
僕はイブの腰に軽く手を当てて、家に入った。
本当にイブは可愛い。
実際はまだ彼女ではありませんね。
もう少ししたらマリアに、私達付き合うことになったの!と報告させようかと。
いよいよ明日は王宮のなかを冒険しますよ!




