第四話 能力検証してみよう!①
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私達は、難しい話を終えてさっきの会場に戻っている途中。
本当は、今すぐにでも家に帰ってフカフカのベッドにダイブしたいところだけど、イブ達がどうなったかを知らないから、先に帰ったのか、まだ私達を待っているのかが分からない。
そのため少し早足で会場に戻ることとなった。
「マリー、あのさ!」
「なーに?」
レオが何か思い出したかのように足を止める。
忘れ物をしたのだろうか。
でも、思いきって言います!みたいな顔は忘れ物どころじゃない気がする。
「2年前、初めて街に出掛けたとき……、」
「……?私が連れ去られたところをレオが助けに来てくれたんだよね、格好よかった。付き合い始めたのもその日だけど……?どうしたの?まさか、日にち忘れちゃったとか?」
「いや、忘れてないよ!照れるから、さらっと格好よかったって言わないで……!ちゃんと鮮明に覚えてるよ。俺の一番大切な思い出の日だからね。だからこそ気付いたんだけど……」
照れる顔が可愛い。
それから打って代わって、真剣な表情になる。
「うん?」
なんだ?鮮明に覚えてるならいいじゃないか。
それに、あのときは恥ずかしすぎた。思い出すだけで今でも恥ずかしいよ!
「あのとき、俺が案内することになったとき……君は「へへ、良かった」って言ったんだ。」
言った……かな?レオの言葉や、嬉しかったことは覚えてるけど、自分自身の発言についてはしっかりは覚えてない。
「そうだったっけ?それがどうかしたの?」
「あのとき、疲れが吹っ飛んだんだよ。不安や悩みも!」
興奮ぎみに話すレオ。
??
それくらいなら、私もレオにしてもらってるけど?
「それくらいあるんじゃない?あのときから好きでいてくれてたんでしょ?」
「いや、気持ちの問題だけじゃなくて、体がだるかったり、熱っぽかったのも無くなったし、よくよく考えたら、マリーと出会ってからの2年間、俺、風邪引いてないよ!!」
「ただ免疫力が上がっただけでは?」
「絶対に聖女の能力だって!凄いよマリー!」
……聖女って風邪予防になるの?
ていうか、レオめっちゃテンション高くない?
恋人が聖女……。確かにテンション上がる……かな?
「とりあえず、ちょっと落ち着こ。ほら、息吸ってー、吐いてー、繰り返してー。」
ちょっと小バカにして言ってみる。
レオの肩の部分を背伸びしながら掴んで、私もすー、はー、とやってみた。
「すー、はー、すー……って!落ち着いてるから、1回能力について調べようよ!マリーのことだよ?」
おお、バカにされていると気づいたか……
ふふ、可愛かったけどな、動画回してホームビデオにできたよ、今の。
「そうだけど……調べるって言ったって、どうやって??」
「……それは……わかんないけどっ?」
「いや、わかんないんかい!」
だめだ、つぼる。
わかんないけどっ?っておもしろ……ふはっ
わりといいツッコミできたし、最高。
ふたりでお腹を抱えて笑っていたら、後ろから声がした。
「じゃあ図書館に行こうか。魔力調査の文献くらいなら恐らくあるだろう。何冊か持って闘技場に行って実践してみよう。」
あぁ、エドワード……と、イブぅーー!!
待っててくれたんだぁ~~、へへっ。
「エドワード殿下、図書館ですか?私はいいですが、勝手に入ってもよろしいのですか?闘技場の鍵と、許可はお持ちで?」
「かしこまらなくていいよ。僕たちは同級生だし、君は他の人より交流がある。そういうのを友人と呼ぶのだろう?エドワードでいい。」
わお、友人……それ大丈夫なの?
いや、エドワードはもう、イブ一筋だ。
私が友人になったところでなにも起こらない上に、利益になるかもしれない。
「はい!そうですわね!」
ここをのがすものかと、私は食いぎみに相づちを打った。
「じゃあ学園長に許可をとってくるよ。20分後に闘技場で会おう。」
*
*
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「わあーーー、ここが図書館?」
「たぶんね!俺も実際に来るのは初めてだよ」
広い広い六角形の図書館。
全方面に天井まで続く窓がついている。
高い天井で、一番上の本はもう見えないほどだ。空中にたくさん立方体の足場が浮いている。恐らく学園長クラスの魔術の使い手が浮かせているのだろう。
「すごい……」
とっても幻想的で……いくつかの本を見つけるには絶望的な図書館だ。
え、これ何冊あるの?1億冊とか余裕でありそうなんだけど。
「イブ……これどうすればいいかわかる?20分で見つけ終わりそうに無いけれど。」
「うーん、私もエドから聞いただけなのですけれど、聖女はなんでもわかるらしいですわ。願えばいつでも真実を見つけられると。だから、マリー、あなたが願えば本を見つけられるのではないかしら?」
「願えば……?叶う……?」
うーん、聖女についての本よー!
私の前に下りてこい!!
はは、なーんてね……え!?
その瞬間…………
リメンバーミーを見て号泣した作者。
目が真っ赤に腫れました。
感動過ぎるでしょ、好きすぎますね。




