第17章:ジャック
グラッ
機内が大きく揺れた。
「危ないっ!!」
僕はジョンさんにしがみついた。料理がひっくり返りそうになる。
「シートベルトを着用してください。」“Please wear a seat belt.”
「どうしたんでしょうか…。」
ジョンさんに尋ねる。
「うーん、変ですね…。」
「少し寝てもいいですか??」
「いいですよ。」
僕は本当に疲れたので、少し眠ることにした。
zzz…。
目が覚めたら、もうシートベルトのマークはついていなかった。
「ボーイ、よく眠れましたか??」
「あっ、はい。ちょっと、トイレ行ってきます。」
僕は、席を立ち、トイレに向かう。
そのトイレの隣にある一つの部屋で、C.A.たちが話していた。
その内容は、驚くべき内容だった。
「えっ、飛行機がジャックされた!!!!」
「今、添乗員には伝えているらしいんだけど…一般に公開したら…。」
「パニックに陥るってことですね…。」
「なんでも、いま、犯人たちが要求を出しているらしくて…。」
「…そんな。」
ジャック!!??
僕は、席に急いで戻る。
「どうしたんですか?ボーイ。」
ニコニコ顔でこちらを向くジョンさん。
彼に果たして言っていいのだろうか…。
「いや、その…まだ人がいたみたいで。」
「そうなんですか?それじゃ、また後で行けばいいです。」
「はい。」
席に座って、本を取り出す。
この先どうなるのか、まったくもって、見えなかった。
どうでしたか??
この先も頑張っていくので、よろしくお願いします。
感想お待ちしています。




