表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/20

第15章:新たな旅立ち

あれから、1ヶ月過ぎた。

あれから、僕は回復した。

体力的にも…精神的にも…。


「おじさん、おやすみ。」


「ゆっくり休みな、おやすみ。」


 2階に作った、僕の部屋。

ベッドに入って考える。


あれから、僕は立ち直った。もうここにいてはいけない。

でも、あたたかい 『食事』

   きれいになる 『お風呂』

   ぐっすりできる 『ベッド』

そして


なによりも、一緒にいてくれる 『岩倉さん』

離れがたかった。


岩倉さんは、僕のことを子供同然で育ててくれた。


嬉しくて、嬉しくて…。






ピピピピピ ピピピピピ


ピッ


タンタンタン


「おはよう。」

にっこり言ってくれる、岩倉さん。


「おはよう。」

それに答える、僕。


「朝ごはんできてるよ。」


「ねぇ、おじさん。僕、もうこの家にいるのはいけないと思うんだ。」


「なんだよ、いきなり。いいじゃ」


「僕はいてはいけない。心の中でささやくんだ。」


「…そうか。」

それから、沈黙が続く。



「もう、行くね。」


「ありがとうおじさん。」

別れってこんなにもつらいってことを、最近たくさん学んだ。


それだけで、ありがたかった。






 荷物をまとめ、ドアを開ける。

岩倉さんは、僕に3万円ほどくれた。

「これから先、どうするんだい?」





「この国を出ようと思うんだ。」


そう言って、僕は歩き出した。

自分から望んだ道を。



かばんから通帳を取り出した。


「…外国へ行こう。」

更新遅れてすみません。

感想ありがとうございます!!

これからも頑張るんで、感想よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ