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[0.]はじめに:意図と目的みたいなもの



 突然ですが。

 あなたの作品に登場する人物に『着物(きもの)』を着せてみませんか?



 現代日本を舞台にした作品において、登場人物が着物姿だと印象深く感じることがあります。

 普段ラフな格好をしている人物が着物をまとうだけで、キリッと引き締まって見えたり、妙に色っぽく見えたり。そんな変化に相手を見直したり、心ときめいたり。

 『着物姿』には、キャラを活かす不思議な魅力があります。

 せっかくの効果的な素材、ぜひともあなたの作品でも活かしてみていただきたい。和装を愛する一なろう民の願いです。


 とは言っても、多くの方にとって着物を着た姿、『和装(わそう)』は、実体験として馴染みのないもの。


 「七五三の時のおぼろげな記憶しかない」

 「成人式や大学の卒業式で着ただけ」

 「浴衣以外は着たことが無い」

 「結婚式に参列する時に着たことあるだけ」


……という程度の親しみしかないのが普通ではないでしょうか。女性ならまだしも現代人の男性ならば、それこそ七五三以外で接することがないかも知れません。


 となれば、キャラに着物を着せたくても『何がどうなっているか分からない』のが現実。


 『どう描写していいか分からない!』

 『ちょっとググってみたけれど、そもそも言葉の意味が分からない!』

 『なんだか決まり事が多くて、訳が分からない!』


……となってしまいます。当然です。仕方ありません。


 そんな皆さまに、和装を愛する先人(せんじん)の立場から、基本的なアレコレの簡単な紹介と、小説描写に少しは役立ちそうなイベント・シチュエーションごとの描写のヒントなどを紹介してゆきたいと思います。


 「自分で調べてまでは、ちょっと……」

 「調べるの、めんどくさい」


……と、『和装シチュエーション』に関心があってもためらっている方に、少しでも“(らく)”をして貰いたい。そんな意図から記す“情報提供エッセイ”です。

 とりあえず最初の内は『着物なんて、数えるほどしか着たことがない』といった方々向け、【本当に初心者向け】の内容で書いてゆきます。



 なお作者は、趣味・娯楽として和装を楽しんでいる立場です。着付けを習ったこともなければ、和裁士でもありません。自分が「普通の衣服」として『着物』を楽しむ中で学んだことなどを土台として語ります。少しは皆さまにも身近な立場にたって、軽い気持ちで楽しんでいただければ幸いです。


 それでは【おおざっぱな、着物のおはなし】、お役に立てば幸いです。




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