1:お酒を飲みに相棒と異世界へ・・・
おっさんが書きたくなった。反省はしていない。
「ただいま~ってだれもいないんだがな」
時刻は午後11時。残業が終わり終電間近の電車に乗ってアパートへ帰宅する。その前にもちろん酒とつまみは買ってきた。これからは着替えて風呂はいってテレビつけって・・・酒を開けてつまみを食いながら飲む。シンプルだがこれがやめられないね。ん。テレビでは面白そうなとこやってるじゃないの。何。神隠しだあ・・・?誘拐と同じようなものかね。俺にはわからねえけどな。・・・しかし良くここまで続いたな。ここでうまれてから約40年が経とうとしやがるのか。はやいねぇ。何にも考えず趣味がしたいからって惰性で生きてきたが悪くはなかったな。いままでもこれからもそうやって生きていくさ。さてリボルバーの整備でもしようか。俺はサバゲーなんて体力使う遊びは無理だがこうやって眺めて家の中でアクションさせるだけでも面白い。これがリボルバーのだいごみといえるんじゃねえか?ちなみに俺の愛銃はアナコンダをベースに改造してある。フレームはそのまんまなんだがバレルの形状を変えたんだスリムになってかっこよくなったしこれにレールもつけられる。まさに”ゲテモノ”って感じだな。それがたまんねえんだけどよ。・・・いけないな。趣味はやはり時間を食う。明日も早いんだ5時おきはまじで勘弁だよ。・・・ねるか。
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「もしもし。そこのおかた」
何だこの声。女か?
「もしも~し」
うるせえな。明日早いんだ寝かせろ。
「うるせえってなんですか!蹴りますよ」
老体に無理させんでくれ・・・まあまだそこまで老体ではない自信はあるが。でここはどこで手前は誰だ。
「やっと話を聞く気になりましたね!kちょっとおお!!」
あの後しこたまでかい声を聞かされたよ畜生。あのクソガキめ。あのガキ「ガキって何ですか!」いわくここは俺の夢でガキは神らしい。ファンタジーは嫌いではないがここまでのめり込んだことはなかったからな。
「ガキじゃないです!訂正を!」
そうやっていちいち反応するのがガキなんだよ。少しは落ち着け。
「仕方ないですね・・・。あなたいやおっさんでいいですね。おっさん!次から目覚めたときにあなたは転生します!所謂召還ものです!」
は?馬鹿いってんじゃねえぞ。おれには明日の仕事と趣味と酒が待ってるんだ。行くかよそんなところ。
「おっさんは皮肉だったのに無視ですか・・・。ともかくあなたが勇者っぽいことしてもらわないと困るんです!」
おっさんは事実だから反論はしない。それにしても俺が勇者だと?馬鹿いうんじゃねえ。槍も剣も盾も弓もつかえねえ。それに比べて若者とは違う成長の見込みのないおっさんだ。ほかをあたれ。
「でもでもこうでもしないと私ほかの神様に負けちゃうんです。ほかの神様はみんな若くて良い子みつけてるし・・・それに適合したの年齢を省くとあなたぐらいなんです。お願いします!わたしを助けてください!」
意味がわからん。そんなものは聞かんぞ。
「じゃじゃああなたが大切にしているそのリボルバーっていう銃?ですか。それをむこうでの主力武器にしますから!」
なんだと?それは本当か?おれのあのリボルバーを?実銃同様にして向こうに適合させて使わせてくれるってのか?
「あ。ええ。そんなに食いついてくるとは・・・。そのとおりですそうさせていただきます」
参ったな。ちょっと興味が出てきた。
「さらにむこうにいったあとでもバックアップします!どうですこれだけついてお値段はなんと!」
値段はいいから話の続きだ。銃というものは弾が必要になるそれに関しては?
「技能ということでその生成を与えます。生成にはMP簡単に言うと魔力を使用するといった感じです」
魔力といったな?向こうの世界事情。情景を教えろ。
「命令しないでください!・・・基本的に一般的なファンタジーと見ていただいて構いません」
なるほどな。酒はうまいか?つまみはあるか?
「もちろんです!どっちもあなたの舌をうならせてくれますよ!」
ふーん。良い条件だ。こちらに帰ってくることは?
「私達の試合が終わったらいつでも帰ることが出来ます」
・・・きめた。行こうじゃないか。そっちへ。
「いいんですか!?」
ただし仕事が心配だ。まだ新人に覚えさせていないことが山ほどある。そのへんは?
「・・・いいでしょう。行ってくださるならばこちらでいろいろ手配しましょう」
1から10まで信用できないがまあいいだろう。
「では波止場一郎さん。よろしくおねがいしますね!」
・・・ひさびさに女?が笑ってるとこ見たな。
さて。いくか。酒飲みに。
公開もしていない。
火狐のほう優先であげます。