追試2
ただでさえ短いのですが、さらに今回短めとなっております。
それと、アンケートをとります。地の文と会話文の間は開けた方がいいですか?コメントよろしくお願いします。
「っぶねえ!ギリギリ間に合った!」
「つ…疲れました…」
チャイムが鳴る寸前に教室に入る。着席した瞬間に時間切れのチャイムが鳴った。
さあ、今日は追試だ。しっかりやろう。
しばらくすると千葉先生が来て、H.Rが始まる。そして出席を取る時、何かを一緒に出した。なんだあれ…って銃!?俺は素早くホルスターから|自分の銃(SNSG)を抜くとーーー
パン!
乾いた音が響く。先生の銃からは煙が…。
「ってクラッカーかよ!」
なんか既視感。
「あははは!びっくりした?びっくりしたね!SNSGの盾モード使ったくらいだもんね!」
パアン!
鳩尾に直撃した。
「お、おおう…!」
その痛みにもがき苦しみながら、欠席だけ聞いていく手抜きな出席確認をする千葉先生。何故だろう。最近千葉先生を撃つことに躊躇いがない。多分防弾チョッキを着ているからだろう(防弾チョッキを着ていても衝撃はそのままなので弾が当たると痛い)。
「…はい、じゃあ暴力太くんと真子ちゃんは会議室で試験受けてね。はいじゃあ姿勢、礼」
「「「ありがとうございましたー」」」
暴力太くんってなんだ。
「久しぶり、暴力太、真子さん」
「元気してたかい?暴力太、真子ちゃん」
「おい、暴力太はやめてくれ」
そんなダサいあだ名で定着したくない。
「二人とも腕鈍ってるんじゃないかい?二人が休んでる間、訓練増やしたし二回出動したから、あたしは亮太を、慎は真子ちゃんを抜いたかもしれないよ」
「そもそも分野が違うよ」
近接と遠距離であれば、例外を除いて遠距離が有利だろう。
「亮太くん、時計見てください」
「っと、そろそろ行かないとな。じゃあまた後で」
二人に別れを告げて、会議室へと向かう。…あの二人、クラスに友達居ないけど大丈夫なのかな?
「二人とも、元気そうでしたね」
「…まあ、俺たちよか元気だろうよ」
少し前にもしたような会話を、少しだけ変えて交わす俺たちだった。




