病院2
待たせたな!…はい、ごめんなさい。投稿しばらくできませんでした。多分これからも更新ペース落ちます。ごめんなさい。
真子が注射されている間、暇なので置いてあった雑誌を読む。ふむ、女の子はこういうファッションが好きなのか。今度真子に見せてみよう。
10分ほど後、真子が帰ってきた。
「亮太くん~…」
とてとて、ぎゅ。
頼りなさげに歩いてきたあと、しっかり俺に抱きついた。
「あー、よしよし。怖かったな」
ぽんぽんと頭を撫でてやる。可愛いやつめ。
「三回刺されました~!」
苦情言いに行ってやろうかな。
「…なんか、お医者さんが、「俺がやる」って言い出して、いざ注射されてみると二本外して、ナースさんに丸投げしならナースさんは一発で入れてくれました~!」
「なんかネットで見たことあるぞその話」
まさかここなのだろうか。
「三倍怖かったです…」
「よーし、よく頑張った。帰りにアイス買っていこうな」
「はい…」
実際風邪のときにアイスは良いらしい。食事があまりできないので取れないカロリーを摂取するのだそうだ。
「天野さーん、天野さーん」
「ひぅ!」
「落ち着け真子。ただ支払いするだけだ」
手早く支払いを終えて帰らせてもらう。と、支払いの時話しかけられた。
「医者として言わせてもらうけど、避妊はちゃんとしなさいね?」
「…してます。くれるんですか?避妊具」
「まさか。自分で買いなさい」
医者にクスクスと笑われた。医者であると、多分性的なことに女性であってもオープンになるのだろう。
「さ、帰るぞ真子」
「はーい。何話してたんですか?」
「避妊はきちんとしろってさ」
「あ…えっと、そうだ、忘れてました」
真子が軽く走って受け付けに行く。何を忘れてたんだ?
「しょうがないわね…ちょっと待ってなさい」
「はい!」
受け付けの人が奥へ行き、すぐに帰ってきた。
「はい、じゃあ向こうで薬纏めて貰ってね」
「了解です!」
薬なのだろうか?真子が帰ってきたので、とりあえず薬をもらいに行く。
「はい、これね」
「ありがとうございます」
「じゃ、まずこれが…」
薬の名前と効果を一つ一つ紹介するお医者さん。流石だな。
「で、これがピル。避妊薬ね」
…ん?
真子を見る。嬉しそうに避妊薬を手に取った。
「じゃ、お大事に。お盛んなようで何よりだよ」
あーあ。これ絶対変なこと思われてる。でもまあ、生でできるのを考えたら良いことかもしれないな。




