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ストーカー・ラブ  作者: sitis
テストの幕開け
57/68

病院2

待たせたな!…はい、ごめんなさい。投稿しばらくできませんでした。多分これからも更新ペース落ちます。ごめんなさい。

 真子が注射されている間、暇なので置いてあった雑誌を読む。ふむ、女の子はこういうファッションが好きなのか。今度真子に見せてみよう。

 10分ほど後、真子が帰ってきた。

「亮太くん~…」

 とてとて、ぎゅ。

 頼りなさげに歩いてきたあと、しっかり俺に抱きついた。

「あー、よしよし。怖かったな」

 ぽんぽんと頭を撫でてやる。可愛いやつめ。

「三回刺されました~!」

 苦情言いに行ってやろうかな。

「…なんか、お医者さんが、「俺がやる」って言い出して、いざ注射されてみると二本外して、ナースさんに丸投げしならナースさんは一発で入れてくれました~!」

「なんかネットで見たことあるぞその話」

 まさかここなのだろうか。

「三倍怖かったです…」

「よーし、よく頑張った。帰りにアイス買っていこうな」

「はい…」

 実際風邪のときにアイスは良いらしい。食事があまりできないので取れないカロリーを摂取するのだそうだ。

「天野さーん、天野さーん」

「ひぅ!」

「落ち着け真子。ただ支払いするだけだ」

 手早く支払いを終えて帰らせてもらう。と、支払いの時話しかけられた。

「医者として言わせてもらうけど、避妊はちゃんとしなさいね?」

「…してます。くれるんですか?避妊具」

「まさか。自分で買いなさい」

 医者にクスクスと笑われた。医者であると、多分性的なことに女性であってもオープンになるのだろう。

「さ、帰るぞ真子」

「はーい。何話してたんですか?」

「避妊はきちんとしろってさ」

「あ…えっと、そうだ、忘れてました」

 真子が軽く走って受け付けに行く。何を忘れてたんだ?

「しょうがないわね…ちょっと待ってなさい」

「はい!」

 受け付けの人が奥へ行き、すぐに帰ってきた。

「はい、じゃあ向こうで薬纏めて貰ってね」

「了解です!」

 薬なのだろうか?真子が帰ってきたので、とりあえず薬をもらいに行く。

「はい、これね」

「ありがとうございます」

「じゃ、まずこれが…」

 薬の名前と効果を一つ一つ紹介するお医者さん。流石だな。

「で、これがピル。避妊薬ね」

 …ん?

 真子を見る。嬉しそうに避妊薬を手に取った。

「じゃ、お大事に。お盛んなようで何よりだよ」

 あーあ。これ絶対変なこと思われてる。でもまあ、生でできるのを考えたら良いことかもしれないな。

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