戦闘ポジション設定※お気に入り件数公開設定
お気に入り件数800&900突破に際して戦闘ポジションの設定を公開しております。
まだ一部が公開されておりませんがご了承ください。
◆戦闘ポジション
効率よく戦闘を行うためにそれぞれにつけられた役割。
主に小隊クラスで振り分けられる役割である。
基本五種はこのとおり。
アタッカー
タンカー
スカウトマン
キャスター
サポーター
前衛のアタッカー、攻撃を誘発させるタンカー、早期警戒のスカウトマン、後方火力のキャスター、全体の補助を担当するサポーター。
この役割分担がもっとも活用される職業は小隊~分隊単位で個人行動する冒険者がほとんどである。
しかしランスバール革命時、小隊単位での兵士運用を行ったことで軍部でもこれに倣う風潮が生まれ始めている。
なおこの呼称だけがリーングラードでも浮いているのはドイツ語変換するのが面倒だったわけではなく、この概念を作り出した者が使っていた呼称がそのまま定着した結果である。断じて投稿者の怠慢ではありません。ないったらないのです。
なおこの概念が導入される前まで、アタッカーとタンカーは前衛、スカウトマンは警戒役、キャスターは術式師、サポーターは補助となんとなく呼ばれていました。
◇アタッカー
主に小隊単位で攻撃を担当する役割を持つポジション。
アタッカーはその素質で複数種の名称で呼ばれ、素早い動きで攻撃をかいくぐり攻撃する身軽な者を『ストライカー』、大剣などの重撃で敵を積極的に倒す『ヴァンガード』、ストライカーよりも攻撃的に突出し軽剣で敵の数を減らす『フェンサー』、スカウト兼ストライカーを『アサルト(アングリフ)』と呼ぶなど、様々な種類が存在する。
他にも『スイーパー』や武器種によって呼称が変わる『ランサー』、『シースキラー』等々と呼称はあるがすべてが完全に定まっているわけではなく、これらを全て知る者は特殊な軍教育がされている証拠である。
また優れたアタッカーは『マルチプルリッター』や『オールラウンダー』と言った呼称で呼ばれ、役割の幅や攻撃威力が既存の役割を大きく超えている。
ちなみにヨシュアン先生はオールラウンダーです。
騎士オルナはマルチプルリッターにあたります。
◇タンカー
主に小隊単位における敵の攻撃を誘発、一手に引き受けるポジション。
相手が物体である以上、攻撃の時は最大の弱点にもなりえます。
そこで誰か一人を危険にさらすことにより、他のメンバーが安全に敵を攻撃するという戦法は昔からありました。
大昔は奴隷や手下を遣った囮としての役割でしたが、囮は消耗します。
そこで可能な限り囮を消耗せずに、繰り返し使えるようにと防具で固めた姿で送り出したのがタンカーの最初の始まりです。
タンカーには大きく二種類あり、一つは大盾を構え、敵の攻撃を受け止める従来のタンカー。もう一つが相手の目先で囮をしながら素早い動きで回避していく回避タンカーの二種類です。肉盾と回避盾ですね、わかります。
その役割上、タンカーが死んだ時点で撤退の合図とも言われ、危険な役割と同時にチームそのものの防波堤、つまりチーム全体の命を預かるわけですから責任感と同時に殺されるという恐怖に耐えられる強い精神力、そして攻撃に耐える屈強な肉体を必要とします。
また特殊なタンカーとして、攻撃にたいして攻撃をぶつける『アサルトガード』と呼ばれる種類もありますが、とてつもない技量を必要とするため、あまり数はいません。
弾幕のような手数で相手の攻撃を前もって封じる『ラッシャーガード』、相手の攻撃に対し受け止めてカウンターする積極的なタンカーを『インパクトガード』とも呼びます。
◇スカウトマン
主に危険を先に感知、察知し、また敵の奇襲を防ぐ早期警戒役をスカウトマンといいます。
単にスカウトと呼ばれることも多く、近年、女の人なのにスカウトマンは変じゃね? という理由によりスカウトに変更しないかという草の根活動があるとかないとか。
ともあれ、スカウトがいるかいないかでチームの生存確率は大きく変わります。
まず敵を誰よりも先に見つけることで、奇襲の心配や先制攻撃というチャンスを得ます。一方的に攻撃されることを防ぎ、一方的に攻撃するチャンスを得るだけでも生存率が上がることは言うまでもありません。
その結果、スカウトはとても鋭い感性と状況から相手の位置を理解する理論性、そして、先行して単騎で周囲を見ることもあるのでソロでの生存能力が試されます。
攻撃や防御よりも身の軽さを重視する傾向にあるのは、そのためです。
より攻撃的なスカウトで単騎で殲滅戦をするイカれた威力偵察役を『ブラスター』、単騎で敵本陣に忍び込み要人を狩る『シャドウウォーカー』など、えげつない種類がそろっています。
◇キャスター
後衛で前衛に守られながら術式による強烈な一撃で戦場を一変させる者をキャスターと呼びます。
術式師は基本、陣を描くために集中しなければならないため無防備であることが多く、戦闘中は仲間に守られています。
しかし、その破壊力は剣とは比較にならないため、チームの最大火力を担います。
剣や斧が通用しない魔獣、原生生物に致命傷を与えるために辛抱強さと的確なタイミングで術式を放つ胆力、敵の弱点を見抜いて効率的な術式を選択する力や陣を構成し続けるための精神力などなど、体力とはまた違った厳しさがあります。
このキャスターを動き回れるようにしたものが術式騎士の原型『キャストウォーカー』です。
動き回ると言っても前衛のようにではなく、あくまで術式を維持しながら自発的に危険域から移動するという簡単なものでしたが、手馴れてくると走ったりもするので、戦術的価値は高いようです。
しかし、人間同士の争いが進み、人を殺傷することに目的にし始めると途端、キャスターは最大火力を捨て、剣を持って前線に立ちながら術式結界で相手の術式を無効化する術式用タンカーに代わり、だんだん、相手の最大火力を真っ先に潰すように進化していきます。
こうして『術式騎士』が生まれました。元はキャスターからの派生進化だったのです。
キャスターは攻撃力、殲滅力によって名前が代わり絨毯攻撃を可能にした『ブラストキャスター』。貫通特化の『ストライクキャスター』などと役割に特性が頭につきます。
◇サポーター
主にチームの雑用や荷物持ちを担当する役割をサポーターと呼びます。
サポーターの仕事は多岐に渡り、折れた剣の交換や切れ味をその場で研ぎ、必要ならスカウトの真似事も行います。
アイテム持ちとは言いますが、戦闘中に一人に荷物を持たせることで全体が動き安くなったりと利点は多いようです。
しかし、欠点としてはサポーターが荷物を抱えた状態で行方不明、あるいは死んでしまった場合、荷物を奪還するなどの手間がかかることです。
人数が足りない場合、キャスターがサポーターの代わりを行ったりもしますので、必ずしも居ることで劇的な効果は及ぼしませんが、長期に渡る探索や長距離移動を行う際はいないと困ることもしばしばです。
サポーターは戦闘に参加しなくても良いとされ、手が足りない場合などの困った状況以外は基本、やることが雑事ばかりになりがちです。
◇コマンドポスト
これは多数のチームが共同で事にあたる時に全体のリーダー、指揮権を持つ者という意味で使われます。
少数チームではチームリーダーが兼任する役割でもあります。
コマンドポストがいることの利点は複数の頭を持つチーム同士を連携させることができます。
前もってちゃんと決めていない、まだ未熟、チームリーダー同士の癖が強いなどの問題があった場合、コマンドポストが調整する役割を持ち、総じてコマンドポストになるものは強い発言権と実力を兼ね備えていなければなりません。
でないとチーム全体が総崩れを起こしたり、条件を達成できなかったり、怪我人や死亡者を多くだすことになり、最悪、コマンドポストが責任を負わされてしまいます。
他にも魔獣や原生生物などの知識や最適な動きを理解する経験則等々、色々と備わっていなければならない資質は多いようです。
なお、ほとんどのコマンドポストは戦いに参加しませんが、稀に前線からでも全体指揮を取れる者もおり、時にはサポーターと共同して戦域を縦横無尽に走り回ることになります。
基本、あまり見ない役割で5~6人編成が基本とされる戦術ポジションでは見られない役割でしょう。