脱出
バムッ!!
菖蒲の散弾銃が兵士達に火を噴く。
兵士B「ウッ!!」
咄嗟に兵士達は廊下の角へ飛び込み身を隠す。
菖蒲は素早く次弾を装填して目の前の壁にある窓に発砲する。
兵士B「野郎撃ちやがった!逃がすな!」
兵士A「ダメだ!窓から逃げた!」
兵士B「HQ!不審者は校舎の窓を破壊して逃走した!」
破壊した3階の窓の枠に立てた刀を足場に屋上に逃げた菖蒲。
菖蒲「マイラさん、疾風だけでも早く来ないかな?疾風に回収してもらって脱出したい。」
マイラ「「待て・・・、疾風はあと3分程で着く。紅蓮はヤツらを射程に捉えた。」」
菖蒲「わかった。」
校舎の屋上から敵の様子を伺う菖蒲。
菖蒲(今の所居場所がバレてる様子は無いな。)
マイラから通信が入る。
マイラ「「紅蓮が校舎外の敵に砲撃を行う、お前は・・・、屋上か。破片に注意しろ。」」
菖蒲「わかった。」
紅蓮「「こちら紅蓮、間もなく砲撃を行う。付近の遮蔽物に隠れよ。」」
菖蒲「了解、いつでもいいぞ。」
紅蓮「「了解、撃ち方始め。着弾まで5・・・4・・・3・・・。」」
菖蒲「・・・来た。」
ドガッ!!
紅蓮の砲撃は校門外に着弾、付近に居た兵士は身を伏せる。
疾風「「こちら疾風、間もなくランディングゾーンに到着。菖蒲様無事ですか?」」
菖蒲「無事だ、スモークを焚く。」
菖蒲は腰のポーチに入れたスモークグレネードの安全ピンを抜きひょいと投げる。
疾風「「・・・確認しました。」」
菖蒲「わかった。」
ガガガッ!!
敵の戦術魔動人形が空に向かって銃撃を始める。
菖蒲(そろそろか・・・?)
ドガンッ!!
次の瞬間、敵の戦術魔動人形が炎に包まれる。
紅蓮の砲撃の様だ。
菖蒲「来た!」
疾風「お待たせいたしました、菖蒲様。」
疾風に抱きかかられて校舎を後にする菖蒲。
菖蒲「MANPADSだっ!!」
地上の兵士がミサイルランチャーを構える様子を目撃する菖蒲。
疾風「ロックされた。紅蓮、マークしたターゲットに攻撃要請。」
敵のミサイルランチャーからミサイルが発射される。
と同時にミサイルランチャーを構えた兵士は爆発に吹き飛ばされる。
疾風「摑まってください。」
疾風がフレアを焚く、幸いミサイルはそれた様だ。
菖蒲「ふう・・・。」
疾風「菖蒲様、おケガはございませんか?」
菖蒲「ボクは大丈夫だ、お前はどうだ。」
疾風「システム異常無し、各部正常に稼働中。」
菖蒲「よし、帰ろう。」
マイラ「ご苦労だった、ターゲットは確認できた。コナハトに報告済みだ。」
菖蒲「ターゲットは何者?」
マイラ「さあな、私たちはやれと言われた事をやるだけだ。」
菖蒲「ふん・・・。」
シルヴィア「失礼します。菖蒲さん、お風呂が沸いています。」
マイラ「そうだな、とりあえず汗を流して来い。食堂で待ってる。」
菖蒲「うん。」
菖蒲は指令室を後にする。




