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序章
"どんな行動にも必ずそれと等しい反対の反応があるものである"
かの有名な物理、数学者アイザック・ニュートンの言葉だ。
彼は錬金術師でもあった。当時は化学と錬金術の境がなかったため、そういう位置付けになっている。しかしながら、彼自身はどちらかといえば神秘を求めていたそうだ。敬虔なクリスチャンでもあったのも一つの要因であろう。
誰しもそういうものに惹かれるのだろうか。
神秘も科学の一部なら、それは法則だろうか。
宗教は麻薬。重症な審美。禁忌の強欲。
世の中に不完全があるとするなら、それは非科学的なものである。少なくとも俺はそう思う。
加えてそれは不条理である。
じゃあ、人間のココロは非科学的なものだろうか?
人間のココロは不条理なのだろうか?
磁石のように、類が友を呼ぶように、同じものどうしが惹かれ合うのならば、それは必然的かもしれない。




