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魔獣の気配?

石が取れるようになった僕はその後、気になった石を見つけると取ろうとします。

でもまだ、コントロールがうまくいかなくて、何回かラクストに飛んでいって、ラクストが取れるのはパシッと取ってるけど、たまに足元に飛んでしまってラクストが飛んでよけたりしてる。

僕はそれはそれで楽しくて笑いながら石を飛ばす

「ヒオ、お前いい加減にしろよ」

ラクストもそういいながらも笑ってる


僕達は暫くすると道の分岐点にきた。

たまにいる旅人さんや、行商の人達が左に行くので、てっきり僕達も左に行くのかと思っていたら、少し先を歩いていたアレスが毛玉に声をかけて右に向かう。

右の道は左に比べると少し狭くてほとんどの人というか、ほぼ誰も右に向かわない。

「アレス右に行くの?」

「そうだよ。僕達は雪のお手伝いをしつつこの国を廻って行くんだ。左の道は次の大きな街に向かってるんだけど、僕達は今回はそれよりももっと国の外側の道を通って行くんだ。人通りの少ない道の方がやはり荒れやすくて魔獣とかの被害も出やすいんだ。僕達はその魔獣の討伐や現状の確認をしながら移動して、対応できる事はその場で対応して、それ以外の時間がかかりそうな事等は報告をしながら行くんだ」

「雪のお手伝いをするんだ」

「そう。僕達にできる事をしながらね。どの道を通っても安全なのがいいよね」

「うん」

そうか、確かに人通りが少ないと魔獣だって出てくるしそうすると被害だってでるよね。

僕にも雪のお手伝いができるかな?

頑張ろうと気合いを入れているとラクストが笑いながら「ヒオはそうだなー何ができるかなー?」

「なんだって手伝うよ」

僕が大きな声で答える

「そうか。そうだな、じゃあ石だけを探すんじゃなくて魔獣の気配も気を付けてみるとかかな?」

「魔獣の気配?」

「そうだぞ、魔獣もな強い魔獣になると気配があるんだぞ。雪は魔獣ではなくて神獣だからその気配は凄くて、そうそうこの前、雪が街の前に来た時に毛玉が直ぐに気が付いただろう?あれも気配に気が付いたからなんだぞ」

「毛玉、雪に気が付いてたね」

「そうにゃ、雪はとっても大きいにゃよ」

「大きい?」

「そうにゃ、遠くにいてもどこにいるかわかるくらい大きいにゃよ」

「そうだね。雪の気配は凄いよね」

アレスが自慢気に真っ黒の太いしっぽをピンと立てて歩く毛玉を微笑ましけにみながら言う。

「我がそのままの状態で歩いていると小さき物達は動けなくなってしまうし、魔獣は隠れてしまうから普段は消しているのだ」

「消せるの?」

「まぁ自在に変えることはできるな」

凄い、やっぱり雪は凄いね

僕は嬉しくなって雪に抱きついた。

「かっこいい」

「そうか」

雪が満更でもなさそうに笑った。


そうか、魔獣にも気配があるのか。

それがわかるようになれば危険も先に察知する事もできるし、討伐の時とかにも役にたつね。

「ラクスト、どうすれはわかるようになる?」

「そーだな、まずは生き物がいる事がわかるようになる事からだな。神経を研ぎ澄まして・・・目を閉じてみろ」

ラクストがいうように目を閉じて、じっと周りの音に集中する。でも僕には風の音しかわからない。

悔しい。

あっ、そうだ魔法はどうだろう。

僕は昔タブレットで見た事のある潜水艦のソナーを思い出してイメージする。

魔法の力をセンサーのようにして薄く薄く広めて生き物がわかるように。

まずここにいる雪や毛玉・・・

目を開いて、目の前にステータス画面のような画面をおこす、そこには雪や毛玉が点で表されている。

あーでもこれだと大きさや魔獣か人かがわからないな。

もっとこう・・・

気配の強さをランク付けて、強ければ強い程に赤に、弱くなる程に緑に。

赤、紫、ピンク、オレンジ、黄色、黄緑、緑でどうだろう。

僕は必死に集中して雪と毛玉を見る。

暫くすると雪が真っ赤な点になり雪が薄いピンクになる。でもその画面にはラクストとアレスがまだ写っていない。僕が人間以外の気配に集中した為に人間の2人は表示されなかったのだ。

そこで今度は2人にも集中して・・・


暫くして画面にまた点が表示されてきた。

うーん、でもこれでは全て一緒になってしまって解りにくいな。

あっそうだ、人間には点を更に丸で囲んで解りやすくしてみよう。

僕が集中して作業していると、ラクストが訝しげに顔を覗き込んでくる。

「ヒオ?」

「うん、ラクストちょっと待って。もう少しでできるから」

「・・・何ができるんだ」

「ソナーだよ」

「ソナー?なんだそれ?」

ラクストがなんとなく嫌な予感がするというような顔で

聞いてくる。

「生き物の気配がわかる魔法を作ったの」

「は?」

「何を作ったですつて?」

ラクストとアレスが同時に反応した。

「えっとね、僕には気配を感じるのが難しかったから、ソナーっていって生き物を探索する魔法のエコーを広げて僕にわかるように画面上に写るようにしたの」

「待て待て、なんだって?」

ラクストが意味不明って顔で聞いてくるので

「ちょっと待ってね」

えっと、ラクストやアレスにも見えるようにできないかな?

ステータス画面と一緒の原理だろうから、これをそのままコピーするようにして・・・

「できた。アレス、ラクストどう?これで生き物が表示されるようになったよ」

「・・・なんだ、これ?・・・雪」

「・・・これもヒオのオリジナル魔法だろうな」

あれっ皆、疲れたような顔してるね。

でも皆で画面で見られたら便利じゃない。

皆の反応に僕は不満。

「ヒオ、凄いね。この赤い点は雪で薄いピンクは毛玉なの?じゃあこの二重丸みたいになっているのは・・・僕とラクストなんだね」

「そうだよ。色でわかるようにしたの。そして人には丸を付けたの。これで範囲を広げていくと・・・ほらっあっちに緑色の点があるから弱い魔獣がいるよ」

そこまで説明して顔をあげると皆があんぐりとした顔で画面を見てる。

僕何かしたかな?

「まぁ、ヒオだしな」

「そうですねヒオですし」

「わけわかんないにゃ」

「しょうがなかろう」

どういう意味。


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