表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/53

足手まといにはなりたくない

 戦闘試験から2日後。アリスはとある人物に呼び出され、射撃訓練場の扉の前に立っていた。


「あのー、すみませーん。アリスですけどー」


 用件は分かっている。何故ならアリスから懇願した事だから。

 アリスは堂々と射撃訓練場に足を踏み入れる。

 すると中には二人の職員が何やら言葉を交えていた。

 一人の顔は知らない。だがもう一人は知っている。

 ディアンと自分をここに招き入れてくれた人物。ナガレだ。

 ナガレはこちらに気が付くと「来てくれたか」と手を振る。

 アリスが歩み寄って行くと、隣に立つ女性はにこりと微笑む。


「こんにちは。アリスくんだね。私は射撃訓練場(ここ)の教官の椎名しいなユキだ。よろしくね」

「よろしくお願いします」


 差し出された手を取り、アリスも言葉を返した。


「さてと」


 挨拶は程々に、ナガレは本題へと入る。


「本当にいいんだな?」

「はい。いつまでも足手まといは嫌です。隣に立つのは無理でも、自分の身くらいは自分で守れる様になりたいんです」

「覚悟は決まっている様だな」


 そう言うとナガレはポケットに入れていた拳銃を差し出し、アリスは躊躇なく受け取る。


「ありがとうございます」


 重い。ずしりとした感覚は、それが武器である事を実感させる。

 それは命を奪うにはあまりにも軽い。

 だがアリスは奪う為に手に入れたのではない。

 拳銃(これ)があれば―――


「これで私も少しは役に立てる」


 ディアンの負担を減らせる。

 その為の手段だ。


「じゃあ俺は行く。後の事は頼むぞ椎名」

「了解」


 ナガレが去った後、二人は場所を移動する。


「じゃあ撃ち方を教えるよ」

「お願いします」


 そして乾いた発砲音が射撃訓練場に反響するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ