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第二十二話 一件落着

「ほっほっほ。クラーケンの討伐お疲れ様じゃ」



 私たちがニコニコ顔でギルドに戻ると、これまたニコニコ顔のブルーノおじいちゃんに出迎えられた。

 そのままギルマスの部屋に連れていかれる。


「クラーケン倒してきました!」


「イェイ!」


 イリスちゃんがvサインを出す。


「おぬしたちなら問題なくこなせるとおもっとったぞ。期待通りじゃ」


 街の問題が解決した喜びか、ブルーノおじいちゃんは嬉しそうな表情でうんうん頷いている。


「あと、ついでにシーサーペントも倒したよ」


「うんうん。うん。うん……? ほぁあ!? 今なんと!? ワシの聞き間違えじゃなかったらシーサーペントじゃと!? ワシの耳まだ現役じゃから聞き間違えるはずはないんじゃが、それだとシーサーペントまで出てきたということに……」


 シーサーペントと聞いた瞬間、ブルーノおじいちゃんの態度が一変。

 急に慌てだした。


「うん。あとなんかメガロドンまでいたよ」


 そこにイリスちゃんの追撃が!


「めめめメガロドンぅぅぅ!? なんでそんな奴までいるんじゃ!?」


 ブルーのおじいちゃんが、びっくりしすぎてソファから飛びあがる。


「めめめメガロドンぅぅぅも死んだから安心していいよ」


「イリスちゃん、ギルマスをいじらないの」


「てへっ」


 てへぺろ顔のイリスちゃんかわいいと思っていたら、考え込んでいた様子のブルーノおじいちゃんが口を開いた。


「シーサーペントもメガロドンもS-ランクじゃが、よく勝てたのぅ……」


「あ、言い忘れてたけどクラーケンは上位種のギガントクラーケンでしたよ」


「うぇあ!? あのS-ランクの!? 上位種じゃったの!?」


「うん。あとメガロドン倒したのは私たちじゃないよ」


 そう言ったら、ブルーノおじいちゃんが恐る恐る訪ねてきた。


「……誰が倒したんじゃ? おぬしら以外にメガロドンに勝てるやつはあの船の上にはいないはずじゃが……」


 メガロドンに勝てるやつは、船の上じゃなくて海の中にいたよ。



「「リヴァイアサン」」



 私とイリスちゃんの声がきれいにハモった。


「そうか。リヴァイアサンか」


「あれ? 反応薄くない?」


「あの伝説のリヴァイアサンなら、メガロドンくらい余裕で倒せて当然じゃもんな。リヴァイアサンがのぅ。リヴァイアサンが……。リヴァイアサンぅぅぅ!?」


 驚きすぎたブルーノおじいちゃんが、高速バク転してからさっきまで腰かけていたベッドに仰向けに倒れ込んだ。

 驚き方が独特すぎない?


「イリスちゃん」


「何?」


「どうする?」


「どうしよう」


 さすがにブルーノおじいちゃんに水をぶっかけたりビンタするわけにもいかないよね。

 ギルマスだし。それ以前にご老人だし。


 というわけで、ブルーノおじいちゃんの目が覚めるまで一時間以上待つ羽目になった。

 ちなみにギルマスの横で待機していた秘書みたいな方は、シーサーペントですでにキャパオーバーしてずっと放心してる。




「……むむむ。世界中でそんなことが起こっとるんか……。こりゃ、他のギルドにも通達しておくべきかのぅ。魔物被害によりいっそう警戒を強めるように、と」


 正気に戻ったブルーノおじいちゃんに、リヴァイアサンから聞いた話を伝えた。


「報告しないといけない内容はこれで全部です」


「そうか。報酬は今用意してるから少し待っとれ。それでSランクへの推薦の話じゃが」


 一番重要な話題になった。

 私とイリスちゃんは、真剣な表情でブルーノおじいちゃんの続きを待つ。


 少しの間の後、


「もちろん推薦するぞい」


 そう返って来た。


「やった~! ありがとうございます!」


「ありがとね!」


「これで二票目だね」


「イエーイ!」


 イリスちゃんとハイタッチをする。


「おぬしらのような優秀な人材を推薦しないわけにはいかないじゃろうて。こんな世の中じゃからのぅ。強い人間は多いに越したことないわい。おぬしらはもう少しこの街にいるのじゃろう?」


「一週間くらいはここでのんびりしようとと思ってます」


「またこの街で何かあったら、その時はよろしく頼むぞい」


「ぜひ任せてください」



 ブルーノおじいちゃんと固い握手をした私たちは、報酬金を受け取ってから高級旅館に戻った。

 今日はもう疲れたから、ここでのんびりするつもりだよ。


「たっぷり時間はあるし、明日の海水浴で着る水着を選ぼうよ」


「だね」


 【通販】を開き、水着を物色していく。

 私のスキルの【通販】だけど、食料品から衣類、日用雑貨と様々なものが買える。

 当然水着も売っているよ。



「私ってどんな水着が似合うんだろ?」


「シズちゃんに似合いそうな水着……。スク水とかどう?」


「恥ずかしいからヤダ。というか、それってただ単にイリスちゃんが、スク水を着た私を見たいだけでしょ?」


「バレたか」


「バレたか、じゃないよ」


「スク水姿のシズちゃんエロかわいくていいと思うんだけどな~」


「も~、いつも一緒にお風呂入ってるんだから、私の裸とか何回も見てるでしょ」


「いやいやいや、それは違うよシズちゃん。スク水は裸とは別の良さがあるんだよ。体のラインにぴったりとくっついたあれがいいんだよ。そそるじゃん?」


「それはそうだけどさ。自分がスク水を着るのはやっぱり恥ずかしいよ」


 私がスク水着たらイリスちゃんにじっくり眺められそうだし。

 イリスちゃんなら別にいい……って思ったけど、やっぱり恥ずかしいからヤダ。


「それだったら、ビキニとかは? それなら別に変でもないし」


「えー、露出多いのは恥ずかしいから私に似合っててもヤダなぁ。それに私、貧乳だし。強調するものがないし」


「貧乳派には需要あるよ。私とか」


「イリスちゃんって貧乳派なんだ。巨乳のほうが好きそうなのに」


「シズちゃんはどっち?」


「私? 私も貧乳派だよ」


「じゃあ仲間だね。イェイ!」



 私たちは水着を選んでいたはずなのに、気がついたら性癖の話で盛り上がっていた。

 どうしてこうなった?

巨乳派だよって方は、ブクマと評価をお願いします!

貧乳こそが至高って方は、☆5評価をお願いします!

いやいや、やっぱ太ももだよって方は、ブクマと☆5評価お願いします!


ちなみに私は貧乳派です。決して自分が貧乳だから巨乳を嫉んでるとかそういうわけじゃないです。いいね?

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タイトル「実家を追放されてから早三年。気がついたら私は最強の吸血鬼になっていた。あと、気がついたら百合ハーレムができてた」

青文字をクリックすると作品に飛べるので、ぜひ読んでみてください! 面白いですよ!
― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして、楽しく読ませて頂いてます。イリスちゃんみたいなゴーレム一家に1台ほしいですね(^^)因みにわたくしも貧乳派閥です。貧乳だけど、肩凝りもしますし、クーパー筋も気になります。切実に…
[良い点] ☆5評価した!! [一言] ちなみに私は貧乳派です。決して自分が貧乳だから巨乳を嫉んでるとかそういうわけじゃないです。いいね? アッハイ(察し)
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