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~ ヴァン side ~女装スチルあり
~ ヴァン side ~
「ユリ?!」
それにノーザンの皆もそれぞれ正装して俺様達を取り囲む。
「本物のセト王子はこのノーザンライツ団が保護している!さぁ、セト王子!」
カンパニュラさんがベールを被った男を連れて来て…そのベールを取るとそこには俺様と同じ顔で耳と尻尾のある本物のセト?が現れた。
「…どういうこと?」
「セト王子が二人?」
ざわざわと観客たちが騒ぎ始める。
「兄上。俺は貴方とまだ結婚するつもりはありません!そちらの偽物の俺を解放してください!」
「!!」
俺様はラムセスを見上げる。ラムセスはうつむき、笑いを堪えているようだった。
「っはっはっはっは!!!セト。そして国民よ。
確かに、この者はセトの偽物」
ラムセスは俺様のベールを取ると耳を、尻尾を取る。
「ラムセス?!」
「だが…」
ラムセスは俺様を抱き上げると荒々しく口付けをして来た。
「!!んんっ!」
離してとも言えず、ラムセスの胸を叩いて離れるようにしても逃してはくれず、舌を絡められる。
「っぷは」
ようやく離してくれた時には酸欠で、急いで息を吸い込む。
「私が!俺が愛したのは!このノーザンライツ=ヴァンだ!!」
とラムセスは宣言する。
「だが安心しろ、セト。もう誓いは終わった。戸籍上はもうお前は俺の妻だ!」
俺様を抱きかかえたままラムセスはビシッとセトに指差す。




