超小型掲示板を買いに
「え、ちょ…」
屈強な獣人達が周りを囲み、ビシッと無言で立つ。
「ボディガードだ。街に降りる時は人だかりが出来て動けなくなるからね」
なるほど…まさに王族っぽい。
「それでは行こうか、セト」
「お…うん」
怪しまれないようにしなくちゃ。
ラムセスに背中に手を添えられ俺様はセトになりきって街へと出た。
「キャー!!ラムセス様ぁ!!」
「セト様ぁ!こっち向いてぇ!!」
港町であったのを100倍にした感じで老若男女が俺様達の周りを取り囲む。
ってか人多っ!!
パシャパシャなんか光が出るちっこい機械を向けられるし目がチカチカしてくる。
ラムセスが笑顔で手を振るだけで歓声が起こり、人だかりが揺れる。
(さすがイケメンランキング4位。すっげー)
俺様も試しに手を振るとラムセス程ではないけど歓声が起きる。
(顔同じなのに何この差…イケメンランキング5位と9998位の差にショックだわ…)
なんだか恥ずかしくなって下を向いて歩いているとラムセスの足が止まる。
「着いたよ。此処だよ」
「…おー!」
看板に超小型掲示板専門店って書いてある!!
ガラス張りの店内に入ると壁にはズラリと超小型掲示板が並んでいる。
「これはこれはラムセス様とセト様!ようこそおいで下さいました」
猫人の店員が深々と頭を下げるのに軽く手を上げ、ラムセスは何か型番のような物を言ってそれを買うと言う。




