第6話「王都グレーシャス・グレイ」~ ヴァン side ~
第6話「王都グレーシャス・グレイ」
~ ヴァン side ~
竜の保護区から1時間かけてさっきの看板まで戻るとそこから30分もすると煌びやかな街に入った。
「ふぇー!すっげー!」
凄いのなんの…ザ・都会!縦長の建物がいくつも並んでその建物の壁には様々な電光掲示板が張り付いてて、前にラムセスが言ったようにラムセスが映っている事が多い。
今橋の上を通っているけど下には人がたっくさんいて、車の窓越しに喧騒が聞こえてくる。
「一度宮殿に車を停めてから街に出よう」
「おう。そーいえばこの街って名前とかあんの?」
何処の街にも名前はあるはずだが一度も灰猫の街の名前は聞いた事がない。
「王都グレーシャス・グレイ。灰色の薔薇と同じ名前だ」
「えー、なんかカッコイイ」
「白獅子の所の王都はなんという名だ?」
「えっと……忘れた」
ホワイト…ホワイト…なんとか!あーなんだったっけ。
「街の名前に意味などあまりないし、覚えていなくてもあまり困らない。気にするな」
「う、うん!」
ラムセスったらほんと気遣ってくれてイッケメン。絶対知ってて聞いてるのバレバレ。
ピカピカの宮殿の門を潜り、城の庭に入るとそこに何台か車が停まっており、その横にラムセスは車を付ける。
「さぁ、着いたぞ。まずは約束の超小型掲示板と指輪を買いに行くか」
「やったー!」
ラムセスはそう言うと超小型掲示板に何かを話しかける。するとすぐに宮殿から黒服を着たガードマンっぽいのが数人走って来た。




