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ラムセスに抱く感情の正体
「さぁ、もう上がって洗って出るぞ」
「えー、もっと話したい」
ラムセスの話、楽しいからもっと聞きたい。
「駄目だ。病み上がりなんだし、またのぼせられても心配だ」
持ち上げられて姫抱きにされ、さっさと洗われて風呂から出されてわしゃわしゃ拭かれた。
「先に横になってろ。俺も洗ったらすぐ出るから」
「うん…」
仕方なく寝室に戻ると綺麗にベッドメイキングされていた。
「あーぁ」
ぼすっとベッドに倒れこみ、枕に顔を埋める。
(なんでこんなに離れたくないんだろ)
自分でも分からない。
(頭の中、ラムセスでいっぱいだ…)
たったの4日一緒にいただけなのに…
(まさか恋してる?んなわけない……でも)
…甘えたい。
アルム兄貴に抱く感情とは少し違った、甘えたい心が沸いてくるんだ。
(アルム兄貴、俺様が大きくなってくに連れて甘えさせてくれなくなった。抱き締めてもくれないし、膝にも載せてくれない)
あぁ…そうなのか。ラムセスに抱く感情がなんなのか分かった。
(恋未満、兄以上って感じか?)
さすがにこの身は捧げる事は出来ないけど、一緒にいるのは楽しい。
(ノーザンライツ団に入ってくれねーかなぁ。ってか駄目か。王族だもん)
それにユリと相性悪そうだしなぁ。




