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ノーザンライツ団航海日誌!第二期  作者: カナル
第4話「ユリとセト」
52/85

花畑にて

「どのみち王都に着いたらニュースで取り上げられるはずですにゃ」


超小型掲示板をいじりながらセト君は言う。


「…兄の現在地も分かるんだけどにゃ…これ使うと俺の居場所まで分かるにゃ…でも使うにゃ」


何か操作をするとピロリンと音がした。


「…サンクレッドホテルにゃね。昨日から動いてないにゃ」


「ホテル…」


嫌な想像が頭を埋め尽くす。


「ユリ…」


皆が僕に哀れむような視線を向ける。


「僕、外の空気を吸ってくる!」


居辛い空気に僕は宿を飛び出した。








走って、走って…気が付けばお城の近くの花畑に来ていた。


「ユリ!」


セト君が追いかけて来て僕の名を呼ぶ。


「あまり遠くに行くと迷子になるにゃ」


「迷子か……もうなってる…」


僕の心は嵐の中で迷子だ。


「帰るにゃ。皆心配するにゃ」


「…帰りたくない…」


だって、皆の中にヴァンはいない…帰って来てもヴァンはもう前のヴァンじゃないんだ…


「ユリ…」


花畑にしゃがみ込むとセト君もしゃがみ込む。


挿絵(By みてみん)

(挿絵:花見酒様)


「俺じゃ…駄目かにゃ?」


「…ヴァンじゃなきゃやだ…」


その辺の花を千切って僕は冠を編む。


「それにセト君は王様にならなきゃ」


作った冠をセト君の頭に載せる。


挿絵(By みてみん)

(挿絵:花見酒様)


…昔、もっと下手な冠をヴァンに作ってあげたっけ。懐かしいな…

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