~ ユリ side ~猫人スチルあり
~ ユリ side ~
プツリと通信が途絶えた。
「ヴァン!ヴァン!こんな体って!…まさか…」
僕は目の前が真っ暗になった…。
(ヴァンがラムセスに……)
超小型掲示板は何も音も声もしない。
「…さない」
「ユリ…?」
「許さない…ラムセス…ヴァンの純潔を散らしやがって!」
僕は目の前のラムセスの乗っているであろう船に向って叫ぶ。
「必ずヴァンを取り返してみせる!汚されたってヴァンは僕のモノだ!」
「…落ち着いてユリ。きっとあの船にはもういないにゃ。
乗り合い大型車に乗って王都まで追い掛けるにゃ。でもその前に入国審査にゃね」
僕達は下船すると門へ向かい入国審査の列に並ぶ。
(くそっ!こうしている間にヴァンは…)
声の枯れ具合から何度されたんだろ…う。悔しい悔しい悔しい!!
「ユリ、大丈夫よ。ヴァンは貴方だけだからね」
お母さんがヨシヨシしてくれても僕の心は嵐のまま。
「それにしてもなんでこんなに人が多いんだ?!」
クソジジイ様が前の人にそう聞くと猫人の男女が振り返る。
「ラムセス様が結婚式をされるそうなので急いで宮殿に向かってるにゃ」
「にゃんちったら、シマさんがおるのにラムセス様のファンだからってこうして田舎から出て来てるのよ。あたしはセト様のファンだけど」
「あんたらもラムセス様の結婚式見に来たのか?だったら一緒に行かないかにゃ?レンタル車を借りて高速に乗れば一日で着くし、乗り合いバスでぎゅうぎゅうになんないし、三日の距離も一日でビューよ!」
カッカッカッと笑うシマと呼ばれた猫人の提案にアルムは片眼鏡をクイッと上げて




