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(これがホームシック?)
「この機械から放送局から受信した歌が流れる。色んなチャンネルがあって、物語やニュースが流れる物もある。適当にこのツマミを回してみるといい」
指さされたツマミを回してみると
「只今の天気予報は首都は雨、北部は曇り、西は」
「えー、王族会議の決定で」
「今週のオススメ料理は」
どんどん回すと違う声が聞こえてくる。
「…ついて行けない…」
もう、文明の差に只々驚くばかり。
「つけないでおくか。
そろそろ高速に乗る。トイレに行きたい時は早めに言ってくれ」
「じゃあ行きたい」
「では手前の休憩所に寄って行く」
休憩所は公園のような場所と建物がいくつかある。
「一緒についていく。可愛いヴァンがさらわれたら困るからにゃ」
「それ一番笑える冗談だわ。俺様の事さらって来たくせに」
自然と笑いが起こる。なんだろ、本当…コイツといるとノーザンライツの皆といるのとは違う楽しさが湧き上がる。
「ベルトの外し方はこう。さあ、降りるぞ」
「おう」
ちゃんと言った通りトイレまでラムセスは付いてきてくれた。
「流すボタンはこれ。シャワーは触るな」
「お、おう…分かった」
パタンと扉を閉められ、俺様は用足しをする。
(は〜…今更逃げられないしなぁ)
なんかユリと一日会ってないだけでぞわぞわする。アルム兄貴の顔見てないだけでそわそわする。
(これがホームシック?)




