「何それプロポーズのつもり?」
「ふむ…ノーザンライツは家族のような海賊団だったか?」
「そそ。やっぱり俺様がいなくなると皆心配してるんじゃないかと…探してたらまずいな」
ユリと喧嘩して飛び出して来ちゃったからユリ、死ぬほど心配してるだろうなぁ…。
「では船の掲示板に無事な事を送るか?」
「いや、ウチ貧乏海賊だから船に掲示板ないから」
「となると…まだバカン洲にいるだろうからバカン洲新聞局にヴァンは無事だと送ろう。局員がノーザンライツを探して伝えてくれるだろう」
まだバカン洲にいるよな?クソジジイはバカン洲ででっかい仕事があるって言ってたから俺様抜きでもきっとやるよな?
「頼むよ」
「あぁ……送信しておいた。これで大丈夫だろう」
「なんてやったの?」
「お宅のヴァンはこのラムセスが預かっている。しばらくしたら送り届けるから安心してほしいという内容で送ってある」
それ、ラムセスじゃなかったら誘拐だよな…。
「結婚式が終わるまでの辛抱だ。その間に我が王子が見つかれば君は解放する。
勿論我が王子が見つかっても見つからなくてもずっと一緒にいてくれてもいい」
「何それプロポーズのつもり?」
やめてよ、全国の●女子様が喜ぶ展開は…。
「そう思ってくれて構わないが?
王都に着いたら指輪でも見に行こう」
「指輪は嬉しいけど結婚はな…まぁ、仕方ないか。ほんと、ランキング上がるんだろうな?」




